やわらかさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

やわらか

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劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~(2018年製作の映画)

3.7

テレビシリーズ未見だけど、二時間でキャラの関係を自然に伝えつつ劇場版としてのテーマが纏まっていてバランスがとてもいい。原作マンガうろ覚えだけどかなり雰囲気違うかな?台風の中観に行って、中止になる前の回>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.1

青味のある白に覆われたポスターの印象だと、宇宙とか極地とかそんな感じなんかと思ったら全然違った。嘘だけどいいポスター。ワイオミング州のネイティブアメリカン居留地で起きたレイプ殺人事件を切り口に、厳しく>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

4.2

親が大好きな映画で小説も読んでいたけど自分が映画として観るのははじめて。
 
凄い。分かっていても胸に迫る。加藤剛さんと加藤嘉さん、子役の春田和秀さんの表情、鬼気迫るものがある。それともちろんテーマ曲
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.3

心に響く優しさ。シーンの切り替わりの後に続く3人の表情で、描かれなかった時間に起こったことを想像するのが楽しい。柄本佑さん、石橋静河さん、染谷将太さん三者三様の魅力を引き出した間の多い演出と近めのカメ>>続きを読む

劇場版 のんのんびより ばけーしょん(2018年製作の映画)

3.9

恥ずかしながら楽しかった。いつもと違う舞台で準主役級のキャラが出てきて、と正しく外伝劇場版のフォーマットに則ってる感じ。 ところで、自然があって空気が綺麗で人が優しくて、みたいな田舎に対するポジティブ>>続きを読む

オーケストラ・クラス(2017年製作の映画)

3.0

タイトルとか予告編から想像できる内容とほぼ違わないので、楽器弾いてたり音楽好きな方にはオススメできる感じ。制度の違いかもしれないけど、フランスの先生は日本程は理不尽な存在ではないように思えた。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.1

はじめの30分ぐらい「かったるいなー」とか思っていたけど、家で演劇観るシーンからいきなりテンション上がってノックアウトされた感じ。 東出昌大さんのキャラを最大限活かした作りで、ある意味本人役と言っても>>続きを読む

プラトーン(1986年製作の映画)

4.1

真面目な戦争映画を、「地獄の黙示録」のようにより一般化した人間性に切り込むパターンと、個別の戦争の社会性を取り上げる作品に分けるとしたら、これは後者。 主役でベビーフェイスなチャーリー・シーンのその後>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

韓国民主化運動中に起こった事件をベースにしたドラマ。ちょっと前の「タクシー運転手」の光州事件に直接繋がる話なのでセットで観ると尚良い感じ。 「タクシー~」もそうだけど、それほど時間が経ってない歴史的事>>続きを読む

SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)

2.1

うーん、久しぶりに全然ダメだった(^_^;) 香港の刑事がタイ出起こった娘の失踪事件の捜査に加わるって無理があるんでは?何よりタイ側の刑事や悪役まで流暢な中国語しゃべっとるし。香港映画ならせめて英語に>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.8

1観てないけど悪くない。ただ、他のアヴェンジャーズ作品よりも軽めだなと言う感じはする。デッドプールみたいに振り切ってるわけでもなくて。マイケル・ダグラスこんなのにも出てるのねー。

検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.9

キムタクジャニーズ作品てことで正直ちょっと舐めていたところがあったけど、観たら普通に楽しめた。 丹野関係の部分が中途半端に感じたのと、後半駆け足な感じがしたので原作を読んでみようかな。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.8

最近の長編アニメ作品にしては珍しく後味がスッキリしてる。自分のよく知ってるところの電車が出てきて、オッてなった。   とりあえず今晩は忘れずに歯を磨かないとね。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

二時間半ずっと「トムすげー!!!」が続く。脇役みんな良かったけど、ヘンリー・カヴィルがJL とは雰囲気全然違っててびっくり。いやー、日曜日昼に観る最高のエンタメでしたわ。

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.9

「カメ止め」と続けて観ると、ビッグバジェットでスター満載とホント対照的。 でもこの映画、メットガラに普通に招待されてスポットを浴びるべき、サンドラやアンハサだからこそ成立しているメタな作品だと考えると>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

言いたいことはいろいろあるけど、まだ語らない方が良いかな。今言えることは、今年100本ぐらい観た映画の中でも飛び抜けてユニークで、かつ、家ではなく映画館で観るべき作品だと言うこと。

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.0

これ、とても楽しい。細田守作品で一番好きかも。「時をかける少女」よりこちらの方が時代が近いけど、逆にその分具体的なギャップに時代を感じる(携帯とかAIとかゲームとか)
 
「レディ・プレイヤー1」と比
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.5

うーん、懐古的感情含めてももはや青春映画のターゲットじゃないせいか、そこまででもなかったかな。 ところで、タイムリープもので歴史の改変禁止ってルールがよくあるけど、今思うと一体誰がどういう基準(法)で>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.8

さすがに安定のクオリティ、なんだけど、毎回似たような作りでメインキャストが段々歳取って行くのをみるのは、内容は別にして結構辛い感じがする。その間観客はもっと老いてる訳だし。悪くはないんだけどね。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.9

若々しい冒険劇で、無理矢理SWのしきたりみたいなのに囚われてなくて、正直去年のエピソード8より楽しかったな。
 
ヒロインは可愛さと美しさみたいなのが交互に出てて魅力的。何でこれが不人気だったんだろ?

ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.8

テアトル系列ってことでもう少しハードな展開かと思ってたけど、ポップにまとめて観やすかった。池田エライザさんの魅力爆発的な。
 
ただ、どうやって売るかという観点で言えば、出演者のネームバリューで推すの
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

3.7

昔のディズニーの有無を言わせぬハッピーの押し付けと人間性の欠落した笑顔、シンコペしない音楽に何度も眠気に襲われダメかと思ったけど、後半曲のテンポが上がると楽しめるように。特にお父さんのツンデレぶりに萌>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.2

昔大学の芸術論の授業で部分的に観たことはあったけど、通しで観たのはたぶんはじめて。 単純なキャラクターが一人も居なくて、それぞれの生が感じられるところが並の名作とは一線を画す力強さに繋がっているのかな>>続きを読む

ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.8

パレスチナガザ地区のとある美容室において、紛争に明け暮れる男性と対照的に、日常性を求める女性たちの一日を描く。人種も境遇も年齢も異なる女性たちが、それぞれの形で必死に生き抜く様が力強い。
 
パレスチ
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.1

今年の頭に普通版を観てるけど、完全版どんなものかとまだ観ていない知り合いを誘ってピカデリーへ。
 
通常版と比べると、父バーフバリ殺害の経緯が詳しくなっていて全体の整合性が取れた感じ。ただ、この完全版
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.1

午前十時の映画祭にて。ビデオ含めてこれまで未見。
 
モノクロとか時代劇とか、現代と異なる条件であっても、感じるのは圧倒的な自由さ。チャンバラのお約束も役者の個性も、活かすところは活かし、壊すところは
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.0

同じシチュエーションで出会った男女が、2通りの会話でその後の展開が変わって行く、ってこれまんま恋愛シミュレーションゲームじゃん。こういうアイディアを前面で押し出した作品は結構好きだな。
 
技巧的な作
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.7

消防士、と言っても建物ではなく、実在の森林火災の消防士チームをテーマにした物語。とても地味だけどよくも悪くも伝統的なアメリカらしさがある感じ。意外な展開だったけどそれも実話なればこそかな。ジョシュ・ブ>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.9

マンガ原作の青春恋愛モノ、大泉洋出演と、苦手要素が揃ってて文句付ける気満々だったけど観てみたら好きだった。満点とかではなくて、楽しめるところがたくさんあって見ちゃいられないって部分がない。この系統とし>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.6

まぁ内容としてはフツーに面白かったけど、配役とかわざとらしい台詞とかそういう部分でちょっと残念というか特別になり損ねてる感じ。年齢・タイプは違えど、イケメンばっかりになっちゃうのはリアリティを削ぐから>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.4

動物を使って表向き「イイ話」にしてるけど、割とストレートに社会派というかメッセージあるというか。で、犬(ペット)って人によって関わり方が違うし正解もないから、これだって言う相手の主張を持ってこられると>>続きを読む

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.8

リチャード・リンクレイター監督は、自分の大好きな『6才のボクが、大人になるまで。』を始め、アメリカの年代と世代を描く人という印象。
 
登場人物の普通さ、実際に存在しそうな感じが魅力。現実の生活の中で
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

評判に違わぬ出来映え。人間の合理性と人間性の対立の描き方がとても上手い。「家族」もそれ以外の人も、展開が後になるほど関係が変わってゆく感じがなんとも言えない余韻を残すね。
 
俳優陣では安藤サクラさん
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それから(2017年製作の映画)

3.6

『お嬢さま』のキム・ミニ出演ということで鑑賞。今作でも可憐でかつ味がある彼女は魅力的。ただ、ちょっと寝不足で仕事の後に行ったこともあり、途中で沈没してしまった。
 
断片的な記憶の部分だけでも面白い作
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

前日予習で1を観たので、結構それとの比較的な観点で観た感じ。
 
この作品はX-Menシリーズとしてはコメディ的な印象が強いけど、2を観るとむしろX-Men本編よりも社会派というかマイノリティの代弁み
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.8

2鑑賞前に1を観ていなかったので慌てて家で鑑賞。劇場以外で映画観るのって年に1回ぐらいなので逆に新鮮。
 
現代モノなのでてっきりアヴェンジャーズ系なのかと思ったらこれ、X-Menシリーズなのね。X-
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