クセがすごい女子の制服（男子は普通に詰襟なのに）やアリア社長みたいな生き物がいたり恥ずかしいこと言っちゃったり、なんとなく「ARIA」のエッセンスを感じつつ、同じ海でも、その中のもっと深い青の底に潜っていくワクワクとドキドキがあった。
そして光のキャラクター造形は、灯里のとぼけ感とは違う、両目かっ開いたアグレッシブ感だった。
そして命を預けるバディシステムにちなんだ光と双葉のカップリングを軸として展開することでシナリオが動き、一話完結型とは違う充実感が得られた。
またダイビングの専門的なテクニックの話なども純粋に興味深かった。
cv梅原裕一郎のイケボな男っ気にはどきりとしたけれど、弟キャラとして虐げられているのを見たらむしろ親近感を覚えた。
教師（cv伊藤静）からの大人目線が入っているのも印象的で、導く側として、去った青春の煌めきと閃きを俯瞰する視点がノスタルジックを演出してもいた。
海が見える丘の上の学校にベスパで通いたい人生でした。
