ぜにげば

ワンピース ワノ国編のぜにげばのネタバレレビュー・内容・結末

ワンピース ワノ国編(2019年製作のアニメ)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

1期が長すぎて書くのが難しい。
記憶を頼りに書いていく。

ワノ国編に入って、作画の質が明確に変わった事のワクワク感みたいなものはまずあった気がする。
ワノ国域に入った途端に水質が浮世絵になる面白可笑しさから始まった。
ワンピース原作の、島が変わる毎に別の漫画(本質は同じだけど)を描くというチートとも言える面白さを、そのまま大胆にアニメ化していると言える気がする。
これぞアニメ化。

神作画回も沢山生まれた。
特に982、1015、1074は圧巻。
平均値は分からないけど、最大値に関して言えば全世界のテレビで放送されているアニメの中でワンピースがNo.1だと思う。
この世の全ての作品を見なくても言える。

ただ述べたように、平均値は高いとは言えないのが正直な所で、引き伸ばしという問題がずっと付いて回る。
どんなに作画が良くなってもこの問題は解決されてない。
神作画シーンを含む回は沢山あるけど、やっぱりどうしても引き伸ばしの影響のせいで一話まるまる神回ってのは少ない。
引き伸ばしのせいで戦闘シーンが盛られて悪い意味でドラゴンボール化してしまったシーンもあって、そういう回を神作画という人もいるのがあまり納得がいかなかったりする。
「THEONEPIECE」の発表によって解決とはまた違うかもしれないが、補完はなされるかもしれないので期待したい。
唯一にして最大の欠点だったわけだからなあ。
ただ、WITStudioがリメイクする訳だから、そうなると神作画シーンすらも作り直す事になるのだろうか。
尾田さんの回想シーンを必ず描き直すポリシーとマッチはしてるかもしれないけど個人的には使い回して欲しいし、寧ろ使い回す前提で、適切な取捨選択が出来るかどうかによって「THEONEPIECE」が成功するか失敗するかが決まってくると思う。

序中盤で不満と感動を両方味わいながら、ワノ国編が終わった今はと言うと、清々しく「面白かったな」という気持ち。
謎の下半身と出会い、四皇を1人引きずり降ろす策を抱いて同盟を結んだ所から、ずっと見ていたのは「ワノ国編」だった。
そのワノ国編が最高の作画と、最高の演出を持って美しく終わった。
これ以上のことはないと思います。
モモの助と共に見てきた冒険、楽しかったです。
ぜにげば

ぜにげば