突然、片倉家へ連れてこられた少女・坂下ゆずゆ。夫に先立たれ、子育てに不安を感じたママが突然、行方不明に。親戚である片倉家によって、一時的に引き取られたのだった。姉・鈴子の命令により、ゆずゆの面倒を任された長男・結平。翌朝、早速、ゆずゆを幼稚園へ送り届けようとするが、ゆずゆにお弁当がないと言われ、慌ててコンビニのおにぎりを持たせてやる。女の子にモテモテの結平の楽しい高校生活は一転。子育て中心に回り始めるのだった・・・。夕方、補習の為に遅れて幼稚園へ迎えに行った結平だったが、ゆずゆがいなくなってしまった事を聞かされショック!果たしてゆずゆは無事に見つかるのか!?結平の保護者1日目は波瀾で幕を開けるのだった・・・。
ゆずゆへおにぎりを作ってあげる約束をした結平は、母・三沙子に作り方を教えてもらい、自信満々でそれを持たせる。しかし、高校の昼休み、友人の心、元木、亜希から、おにぎり1個なんてお弁当じゃない!と言われ、ショックを受ける。一方、幼稚園でお弁当の包みを開いたゆずゆ。中から出て来たのは特大おにぎり1個。それを見たクラスメートのけんくんに、笑われ、ゆずゆはけんくんを叩いてしまう。
アルバムからゆずゆと彼女の母・都の写真を見つける結平。そこへ、クレヨンで書いた絵を持って走ってくるゆずゆ。それは結平の絵だった。感動する結平は、ゆずゆに母親との写真を見せてあげ、すぐに帰ってくるよと優しく語りかける。翌朝、いつも通りにゆずゆを幼稚園へ送り届け、登校する結平だったが、いきなり女子(くみ)に抱きつかれ、困惑。そんな様子を遠くから見ているクラスメートの心、元木、亜希。そこへ走ってくる恩田恭子。勢いよく心にぶつかり、定期入れを落とす。その中に結平の写真を見つける心たち。恩田は慌ててそれを拾うとあやまりもせず、走り去っていく。
ゆずゆを幼稚園へと送り、登校する結平。その様子を影から見つめる不穏な視線。学校で結平と親しく話す女子を見て、お前達のことを結平が本気で相手にするわけない・・・と憎しみを込め、視線の主・恩田恭子が一人呟く。放課後、家へ帰る途中で公園へ寄った結平とゆずゆ。その時、鈴子からパシリメールが届き、ゆずゆを残して買い物へ行く結平。公園で一人、クレヨンを広げ、花を摘むゆずゆ。そこへ忍び寄る恩田の影が・・・。
ゆずゆの事を聞いた鈴子は自室に結平を呼ぶと、子供は傷ついた時に大人に「傷ついた」と言えない。だから大人が気づいてあげなければいけない、と言う。翌朝、いつも通り幼稚園へゆずゆを送り、すぐに迎えに来ると約束し、別れる結平。放課後、ダッシュで幼稚園へ向かう結平だったが、困っている老婆に出会い、遅くなってしまう。一方、結平を待つゆずゆは、誰かの走ってくる音を結平と思い、門まで走っていく。しかし、そこに人影はなく、諦めて戻ろうとしたその時、目の前に現れたのは恩田恭子だった。
幼稚園で再びまりかにいじめられるゆずゆ。原因は制服。ゆずゆだけ、前の幼稚園の制服のままのため、皆と違うからだ。その日、幼稚園の迎えに行く前にスーパーへ寄った結平は、そこで偶然、弟・皐に会う。そして、二人でゆずゆを迎えに行くことに。その夜、皐からゆずゆの制服が皆と違う事について聞いた鈴子は、怒って結平を責める。その様子を見ていた母や皐は、新しいのを買っても、ゆずゆの母・都が戻ってくれば無駄になるのでは・・・と言う。その言葉に、あらためていつか来るゆずゆとの別れに気付かされる結平だった。
ゆずゆの運動会が次の日曜日に迫り、応援に行こうと気合の入る片倉家一同。しかし、当のゆずゆはあまり乗り気でない様子。何かあったのかと、姉と母の命令で探りを入れる結平。すると、入場行進が上手く出来ない為だとわかる。そこで早速、結平とゆずゆは練習を始める。
都からの手紙を読む片倉家一同。彼女は今、福岡にいるという。探しにいこうかと悩む母に対し、鈴子は都が自らゆずゆを迎えに来なければ意味がないと強く制止。同封されていたゆずゆへの手紙を悩んだ末、本人に渡す結平。ゆずゆは、それを一読すると、すぐにかばんにしまい、トイレへ行ってしまう。結平は何が書かれていたのか気になってしまう・・・。
朝から賑やかな片倉家。一方、心は今日から始まる一人暮らしの事で父親と冷えきった会話をしていた。その日、結平が登校すると、ナッツに彼氏が欲しいと言われ、自分がなろうか?と無邪気に言う結平だったが、結平は遊び相手であって、彼氏にはならない。このままだと結平は死ぬ時一人だと言われ、ショックを受ける。夕方、おつかいに出る結平とゆずゆは、高級マンションの前で心と出会う。聞くと、今日から一人暮らしをするという。心は父親が再婚する為、家を出たのだ。一人ぼっちじゃ寂しいよというゆずゆの言葉に、心には母親がいない事を思い出す・・・。
結平が遅れて幼稚園へゆずゆを迎えに行くと、既に母・三沙子が連れて帰った後だった。家に帰るなり、鈴子にどやされ、三沙子からは自分が面倒見ようかと提案を受ける始末。明日からはきちんと頑張ると謝る結平。翌日、学校で心にその出来事を落ち込みながら語る結平。そんな彼に、心は結平の明るさに触れると、自分の抱える悩みなど馬鹿らしく思え、そういう結平が好きなのだと伝える。
ゆずゆがいなくなった事を知り焦る結平。家にも連絡はない。心当たりを探すが、見つからず、焦りは募る。その頃、ゆずゆは、迷い犬を見つけ、飼い主の元へ送り届けようと当てもなく歩き出し、迷子になってしまっていた。そこへ、犬の飼い主が現れ、一人ぼっちになってしまうゆずゆ。結平の名を口に出しかけのを堪え、再び歩き出す。
今日はゆずゆの幼稚園の休園日。結平はいつも通り高校へと行く。寂しいゆずゆは、結平にお弁当を作り、届けたいと言う。面白がって協力する三沙子、鈴子。お弁当を作り終えると、一人で高校へ向かうゆずゆ。笑顔で見送る三沙子であったが、すぐに、鈴子に後を追うように言い、しぶしぶ従う鈴子。マイペースに歩くゆずゆの後ろには、影からヒヤヒヤしながら様子を伺う鈴子の姿。そして、無事に高校へと到着する。見知らぬ世界に一瞬、躊躇するゆずゆだったが、結平の為に勇気を振り絞り、中へと入っていく。
近頃、幼稚園の周りをうろつく不審な人物がいるという。保母さんたちに強引に頼まれ、様子を見に行く結平。何と、不審人物とされていたのは、ゆずゆの母・都だった。驚く結平。都は少し、怯えているようだった。結平は落ち着きを取り戻すと、自分がゆずゆの面倒を見ていることを告げる。てっきりゆずゆを迎えに来たと思い込む結平だったが、都は、自分が来たことをゆずゆには内緒にしてくれと頼む。
結平に送り届けられた後、下駄箱へ急ぐ途中に転んでしまうゆずゆ。それを助けてくれたのは、さくら組の梨谷翔太くんという男の子。 結平の事をカッコいいと言ってくれ、ゆずゆは翔太に好感を持つ。運動の時間の後、水道を使って虹の作り方を教えてくれる翔太。感動するゆずゆ。しかし、自分は失敗し、翔太に水をかけてしまう。笑いあう二人だったが、体操着の隙間から、翔太の体の痣に気が付く。翔太は転んだだけだと言い、直ぐにそれを隠してしまう。
ゆずゆの保育参観がある事を知った鈴子は、自分も行くと言う。その頃、翔太は、買い物から帰った母親に暴力を振られる。翔太の母は、保育参観のことを翔太がすぐに伝えなかったため、他の若い母親たちに馬鹿にされたと怒っていた。
保育参観日の一件で、学校でも元気のない結平。そんな結平を心は優しく抱きしめる。母親にゆずゆのお迎えを頼み、翔太の母に会いに行く結平。そこで、昨日、翔太の母に言われた事について自分なりに話す。自分は、ゆずゆの気持ちに応えてあげたい。ただそれだけ・・・と。その後、家路に着く翔太の母。嬉しそうに出迎え、抱きつく翔太。その弾みで、買い物袋を落としてしまった翔太母はカッとなり、翔太を跳ね飛ばす。翔太は階段下へ落ち、意識を失ってしまう。
1学期の終業式の日。高校の廊下で騒ぐ結平。ゆずゆの為に、プールのチケットを手に入れたのだった。昨日、幼稚園でプールの時間がある事を知ったゆずゆは、プールは大嫌いと泣いて帰ってきたと心たちに話す結平。その為に、自分がゆずゆを特訓するのだと言う。その日の午後、早速、ゆずゆとプールにやって来た結平。軽いノリでゆずゆの顔に水をかけると、大声で泣かれてしまう。
突然、結平とゆずゆの前に現れた赤い髪の少女。彼女はゆずゆの従姉妹で中学2年生の坂下ミキ。ミキは、ゆずゆを自分の家に連れて行くと言い出し、結平を驚かせる。彼女の言動に不信感を覚えた片倉家の一同だったが、とりあえず、家に泊めて様子を見ることにする。しかし、チェーンを持ち歩き、狂気的な雰囲気を発するミキを警戒する。
しばらくの間、片倉家に居候が決まったミキは、翌朝から結平にお手伝いを命じられる。反抗しながらも渋々言うことを聞くうちに結平のペースにハマってしまう。スーパーへお使いの帰り道。結平とゆずゆから少し離れて歩くミキに対し、並んで歩こうと笑顔で投げかける結平。それに対し、照れながらも、側へ寄っていく。
ゆずゆを連れ、自分の家の前までやって来るミキ。しかし、そこに聞こえて来たのは楽しそうな家族たちの話し声が、孤独感で胸を締め付けられるミキ。その後、ビルの屋上から結平にゆずゆを迎えに来るよう電話する。無事にゆずゆと再会し、安心する結平だったが、今にも飛び降りてしまいそうなミキに気がつく。
新学期が始まり、元気いっぱいで登校する結平だったが、心の冷たい態度にショックを受ける。原因は、夏休みの間、結平が一度も連絡をしなかった事にあった。何とか許してもらう結平だったが、ゆずゆのお迎えの為、下校してしまう。一人になった心が渡り廊下を歩いていると、描きかけの絵が目にとまる。
風邪をひいてダウンした結平に代わって、ゆずゆの面倒を見る弟の皐。子供が苦手で、ゆずゆとの時間は苦痛だったが次第に打ち解けていく。一方、クラスメートでモデルをやっているあゆみが学校の終了間際に教室へ駆け込んできた。どうしても皐と日直の仕事を一緒にやりたくて急いで学校へ来たのだった。
ある朝、いつものようにお弁当を作る結平だったが、今日は一つ多い。それは心の分。家族に冷やかされる結平を寂しげに見つめるゆずゆ。学校へ行き、心にお弁当を渡す。突然の行為に驚きながらも、喜ぶ心。昼休みに二人きりでお弁当を食べる、いい雰囲気の二人だったが、心の携帯電話に連絡があってから、心の様子が一変する。その頃、ゆずゆの幼稚園では、それぞれが大好きな人へ手紙を書いていた。
心に突き放され、ショックを受ける結平だったが、ゆずゆから手紙を貰い、少し元気が出る。そして、その夜、心へ手紙を書くが、翌日心は学校を休む。心は、一人、自分の部屋で、今は亡き母の事を思い涙する。一方、幼稚園で、まりかから元気が出るおまじないを教えてもらったゆずゆは、結平におまじないを唱えてあげる。それを聞いた結平は、ゆずゆが寝た後、心のマンションへ向かう。
ある日、ママの夢を見たゆずゆ。その日の夜、小さくなったゆずゆのパジャマに結平が気づき、脱がそうとしたはずみで破ってしまう。すると、凄い勢いでゆずゆが泣き出す。翌日、新しいパジャマを買いに行くが、破れてしまったパジャマはママが作ってくれたものなので、他のは着たくないと言うゆずゆに、鈴子はそれをワガママだと叱る。結局、自分たちは、ゆずゆの母親代わりにはなれないのだと感じた鈴子は、ゆずゆのママ・都を連れ戻しに行くことを一人、決意する。
心と二人で帰宅するゆずゆ。初めて見る結平の彼女に家族は興味津々。その日、心は片倉家に泊まり、都の写真を入れた定期入れを、ゆずゆに渡す。これで、いつもママと一緒だと喜ぶゆずゆ。その頃、鈴子は、都に会うために福岡にいた。ゆずゆがどんどん大きくなっている事を話し、早く帰るように言う鈴子だったが、都は泣くばかり。その夜、ゆずゆと心と三人で寝る結平は、しみじみと幸せを感じていた。
結構中途半端なところで終わった。
バ先の先輩が好きだって話してたから面白いのかなと思ってみたけど出てくる人間軒並み終わってて「綺麗な世界」じゃないところが良いなと思った
子育てほのぼのハッピーアニメ…
ゆずゆちゃん可愛すぎるし、ゆずゆちゃんのお世話をしてるきっぺーも可愛いらしくて良き。お姉さんの人柄も良くて、いつも客観的視点で発言されている印象でした。子育ての経験値がないきっぺーにとってとても心強…
>>続きを読む5歳の時間と高校生の時間って全然同じスピードじゃないな、全然違う熱量で動いてるし思い出の刻まれ方も違うんだろうな、でもその重さは変わらないね。大人って色んな都合がある、みんな自分勝手だ、でもやり方は…
>>続きを読む(C)槙ようこ・集英社/TMS・アニマックス・東映ビデオ