このレビューはネタバレを含みます
ムズい!!自分の中でどう消化すればいいか未だに結論が出ていない。1話の引き込みと序盤らへんは面白かったんですけど、中盤あたりは弛れると言いますか展開が遅いんです。作品の中での空気感は常に張り詰めており、主人公たちは常にシリアスなんですけども第三者視点から観ているとそこに共感しづらかったです。
それと感情移入出来なかった原因の一つとして主人公達が好きになれなかったことです。彼らはどこか世間知らずで能天気な所があり、おまけに情緒不安定なところがあります。そして今その発言しなくてもいいだろという場面で余計なことを言う。ここが見るに堪えなかったです。途中で辞めなかったのはcv:種田梨沙だったからだと思う。まあその能天気さに主人公は最終回で気づくのですが、、
キャラとして好きになれたのは逆にハゲネズミ側でした。筆頭としては奇狼丸です。かっこいい、それに尽きます。彼の考えも行動も一貫したものでした。そして最終回でのスクィーラも良いです。彼に共感してたまりません。登場する人間が好きになれないってことがこれまで無かったことなので不思議な気持ちです。
しかし終わり際あたり、とくに最終2話!この作品の根幹となる部分がやってきます。ここがネックなんですよー!マジ自分の中での評価委員会での意見が割れた!「同胞として見れるか?」という発言がまさしく人間という生き物を表していると思います。
他にもハゲネズミとハダカデバネズミを観ている間に無意識に混同させてしまうミスリードにもびっくりさせられました。まさかそんな真相とは!!
このように最終回に全てをもってくるというのがエッジが効き過ぎてるんです。恐らく訳わかんないと思って途中で退場してしまった人も少なくないと思います。そこがどうしても勿体無い、結論は確かに重要なのですが過程でも楽しませないと人は飽きてしまう。まあそれでも自分は作者が大衆受けなんかはなから狙ってないんだと捉えている派です。それと細かい疑問点は残っているのですが、それは後ほど調べたいと思います。
早紀の深い心の中では瞬>覚なのもちょっと残酷だけどリアルかも