滝和也

対魔導学園35試験小隊の滝和也のレビュー・感想・評価

対魔導学園35試験小隊(2015年製作のアニメ)
3.3
魔法へのカウンター組織
による学園モノ(笑)

ミリタリーテイストと
ファンタジー要素の
ミックスによる
SFアクション!
微妙にハーレム化する
ザコ小隊の活躍は如何に?

「対魔導学園35試験小隊」

魔女が悪事を働く異端とみなされる世界で魔女を狩る異端審問官たちの活躍をミリタリーテイストで描くアクション作品。魔法対銃器または剣士の対決設定が…作品の特徴か。ただ…異端審問官自体が各小隊でクラスみたいな形になり、競い合うという学園モノにした意味は?イマイチか。

銃器の時代に未だ剣術に拘る草薙タケル率いる成績最低の35(ザコ)小隊に異端審問官としてカラミティの称号を持つ鳳桜花が突然飛ばされてくる。チームプレイを嫌がり独断で動く彼女にタケルは…。

35小隊にいる、もしくは加わる5人のチームメンバーの背景(宿命)からくるシークエンスで物語が形成されているが…ややパッとしない。作風が暗目だったり、敵が…ダーク過ぎて…陰惨なイメージ。

時代性なのか…2000年超えた辺りからか敵の言動がサイコパスじみたものが増えてきて、陰惨なモノがアニメで増えてきて、ストレスになりだした気がする。物語というものは現実世界を映す鏡であり故に…やはり時代性だろう。

ダークなイメージと小隊メンバーが小隊長であるタケルの活躍にハーレム化を起こすのが、違和感がでている。陰惨な部分をコメディで薄める意味合いがあるのかもしれないが…最後まで違和感が…。

主人公演じる細谷さんはダンまちでも良い味出していて好きな声。ヒーローが似合うので少し残念か。魔法に対して結局魔導兵器、つまり魔法で対抗しちゃうのも…?学戦都市アスタリスクみたいに完全にミリタリーで対抗しても良いのかな…と。アクションがつまらないわけではないので見ても損はないかなと。
 
滝和也

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