∀ガンダムの50の情報・感想・評価

エピソード50
黄金の秋
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あらすじ
2機のターンタイプをディアナが追っていると知ったハリーは、ソレイユ以下の艦隊にギンガナム艦隊の制圧を命じ、戦場に向かわないようにしたが、ディアナはそれでもロスト・マウンテンに向かうよう指示する。フィル少佐は、反逆罪に問われても女王を守るためと言って船を動かさなかった。  コレンもロランの加勢をするためにソシエたちの協力を得て、カプルを遠くまで飛ばす。コレンは、最後にソシエたちの身を案じてブルーノたちに彼女等を収容することを命令する。 キエルの戦艦ホエールズもロスト・マウンテンに向かうが、ひとり、リリは、墜落寸前のグエンの宇宙船ウィルゲムを追っていた。 ギンガナムは、人間は戦いを忘れることなどできはしない、だからターンXで全てを破壊し、新しい時代を始めるとロランを挑発する。 メリーベルも最後の戦いに加わろうとするが、コレンのカプルに撃破されてしまう。そしてターンXにも飛び掛るが、圧倒的なパワーにかなわずコレンカプルごと破壊されてしまう。 ソレイユのディアナは月光蝶の被害を少しでも減らすため、バリアーを張りつつ戦場へ近づく。 同じ頃、不時着したウィルゲムの甲板にグエンが佇んでいた。追いついたリリは、メリーベルが乱入して気絶するのと、逃げ出したはずのミハエル達の飛行船が風に流されて近づくのを認めて、グエンに「アメリアは自分が治める」と告げる。 戦場で、ギンガナムはディアナに遠ざけられたことで彼女を否定するようになった心情を吐き出し、戦いを楽しむ。これに対してロランは捨て身でターンXの攻撃を浴び、∀ガンダムごとビーム・サーベルで突き刺し2機の動きを止める。コックピットから逃れたギンガナムとロランは生身で斬り合うが、月光蝶の糸のようなものにギンガナムは絡まれて倒れた。 ソシエがフラットでロランを救出した直後、2機のターンタイプは月光蝶の光に包まれて繭玉になり、やがて、小さなマウンテン・サイクルに変化した。 戦争終結から半年ほど経った頃。月と地球間の定期便が開通する。その宇宙船“ローラ号”にはキエルとハリーが乗り込む。そして、金色の落ち葉が降る湖畔のログハウスに隠棲したディアナの傍には、ロランの姿があった。
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さみわん

さみわん

完成した最終話を観賞時の事。 月の繭の楽曲が流れた時。 富野監督の瞳から涙が流れ落ちた。 理由については、各他のガンダム作品、そしてこのターンエーの長い物語を観て来た人には言わずともわかるだろう。 ガンダムという作品に出会えて良かった。
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ニカイドウ

ニカイドウ

コレンの赤カプルとソシエ&メシェーのカプルを接続。魔神英雄伝ワタルのガッタイダーみたい。 最終回は、ホンマにジブリみたいやった。 俺は谷村新司派やったんやけど、これ観たら「月の繭」を好きになるわ。 各々の解釈エンドのはずやったのに、富野がロランに喋らせやがったな。彼は自由ですな。
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KEiGO

KEiGO

このコメントはネタバレを含みます

ターンA vs ターンX思ったほどのベストバウトではなかったなー。ナノマシンエンドはややご都合主義では。 グエンは期待した程の男ではなかったな、残念。 くわぁーそこが実ったか!!! ラストの畳み掛けは凄かった。月の繭は名曲だな。 ありがとう、ターンエー。
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シャスイ

シャスイ

最終決戦、ロランが猛々しい。
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PANDADA

PANDADA

このコメントはネタバレを含みます

ハリーがポゥやソレイユに、これ以上ターンAとターンXのいるロストマウンテンに近づかないよう指示します。 ディアナはソレイユをロストマウンテンに向けようとしますが、ミランとフィルが止めます。 この人達は以前とガラッと変わっちゃいましたね。ディアナが一番好戦的で、フィルやミランがかなり慎重かつ忠義に溢れてます。 コレンはメシェーとソシエのカプルを自分の専用機に繋いで持ってちゃいますね。 「戦士たる者の生き様を後世に伝えい!女達よ!」と言ってますが、それってまんま「哀・戦士」(笑)。 コレンに指示されたヤコップとブルーノはフラン達とホエールズへ向かいます。 リリはホエールズに通信を入れますが、なぜか最大出力。ホエールズ艦長は無線封鎖を支持しますが、そこでウィルゲムの墜落を目撃。 ウィルゲムの中ではグエンが頑張って、工場までなんとか飛行を続けるように指示します。こんな状況下でも工場に行き、モビルスーツを生産しながら主導権奪取を狙う気ですが、暴れまくるギンガナムがそれを許すわけないだろう現実から逃避してます。 ミハエル大佐にもそこは見透かされていて、ついに愛想を尽かされて、ウィルゲムは墜落、グエンの部隊は解散となります。 ロランとギンガナムは一騎打ちをしていますが、それぞれ月光蝶システムが発動してしまい、うごけなくなります。 そこにメリーベルが乱入したりして、さらにコレンが参戦して、メリーベル機を撃破、ターンXにも襲いかかりますが、返り討ちにあって爆砕。 コレン、最期はカッコよかったですね。 赤いツノ付きカプル乗ってましたが、こういことするので、「コレンの正体=シャア・アズナブル説」が流れたりもしました。 部隊に脱走されているグエンの前にリリが現れます。リリもグエンに愛想を尽かしてますね。 リリは一番キャラ変してますね、頼もしいアメリアのリーダーです。 グエンは墜落するメリーベルを助け起こして、飛行船につかまってロストマウンテンを目指します。 ソレイユは月光蝶システムの拡散を全力で防ごうとします。 そんな中、ターンAとターンXは相打ちで機能停止。ロランとギンガナムは刀で一騎打ち。 確かに、ロランは前にもアデスカで一騎打ちやってますね。ギンガナムの刀を叩き折ってます。その刹那、月光蝶システムのナノマシンに包まれたターンシリーズ両機からでる繭糸状のものにギンガナムは絡め取られて、ロランはなんとか逃げおおせます。 これで、戦争はおしまいですね。 ここからラスト7分弱は構図、セリフ、演出、すべてが神がかっています。 劇場版でも感動しましたが、TV本編を全部観るとさらに理解が深まりますね。 以前、Filmarksの方に劇場版の感想を書きました。それと内容少しかぶりますが、もう一度。 キエルがディアナに「ですから、今度は2人だけでね、」と話しかけるシーン。 隣のソシエだけが完全に外されたカタチ。 直後、席を移したソシエがロランに話しかけるも、ロランの気の無い返事。 ソシエの孤独が切ないです。 雪の中ソシエを抱きしめ唇を重ねるロラン。 車内のディアナは横を向き見ないふり。 キスの後涙ぐむソシエを置いて去るロランとディアナの車。 カメラはまわり、まるで舞台。重なる車のライトがスポットライトのよう。 でもソシエはそのライトからは外れている構図。 ここでもソシエの孤独が強調されてます。 劇場版ではどこの山小屋と思ってましたが、これ、ウィル・ゲイムの屋敷ですね。劇場版だとウィル・ゲイムのエピソードは丸々省かれているので、本編見るまで分かりませんでした。 そこで、2人暮らし始めるディアナとロラン。 でも、ロランが座るのはディアナのはす向かい。 隣でも向かいでもなく、一番距離のあるはす向かい。ディアナの左薬指に光る指環はウィル・ゲイムからのプレゼントですね。想い出に生きるディアナとそれに付き合うロラン。 季節は過ぎ、半袖になっていることからも季節は多分夏。ロランが忘れていったブリキの金魚「メリー」を叫びながら思い出の川に捨てに行くソシエ。振り切るまでこんなに時間がかかり、やっと振り切ったのに、捨てた後に号泣するソシエ。 そしてまた冬。それまで冷凍睡眠を繰り返していたディアナの衰弱は激しく歩行に杖が必要に。 2人での食事。 ディアナの感想、「おいしかったわね。」 まるで今までの生活すべてを振り返るようなセリフ。 そしてラスト。 「ディアナ様、また明日」といいドアを閉めるロラン。 すでに目を瞑り横になっているディアナ。 ここで終了。 たった7分弱に上記のことだけでなく、その他の登場人物たちの「その後」もすべて網羅・凝縮し、透明感のある奥井亜紀の唄う「月の繭」で包み込む。 とても叙情的で、さらに「この後」に想像を広げさせてくれてる素晴らしいラストでした。メリーベルと船で旅に出るグエンとか、想像力で、胸を熱くしてくれます。 やはりこのラストシーンがあるからこそ、名作なんだろうなぁとも思います。 ストーリー全般的にはそれまでの富野監督のいわゆる「宇宙世紀」シリーズとは全然雰囲気も違うのですが、セリフ回しは富野節だし、ラストの閉め方なんてまさしく富野作品ですよね。 やっぱり名作でした。 機会があればまた全話見直し、さらに理解を深めて楽しみたいなぁと思います。 ガンダムファンでまだ未観の方は是非ご覧になって下さい。予想以上に面白いですよ。
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えりこ

えりこ

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その股ぐらにロケットパーンチ!からのコレン軍曹の散り際に涙...。 アメリアは私がスカートのまま治めますわ。リリ嬢まじで尊い。
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