この遊郭編は鬼滅の刃の世界観そのものだと感じる。
退廃的で妖しく、この作品の時代が大正時代という事もあり、キャラクター達の暗い生い立ちや、美しい着物姿と花魁姿が素敵に融合している。
この作品でより鬼らしく覚醒していく竈門禰豆子。鬼化した時に発動させる鬼血術で鬼を燃やしたりと異能を発揮する姿は最強だ。
単行本の表紙では一瞬誰か分からなかった。
遊郭編では炭治郎が初めて上弦の陸の鬼・堕姫と兄・妓夫太郎と対峙することなる。
音柱・宇髄天元とともに夜の遊郭に潜入し、炭治郎、善逸、伊之助の戦いが描かれていく。
この遊郭編ではそれぞれのキャラクターの悲しい過去が明かされる。
この作品に登場する鬼は、人間の時に無念に散った感情が鬼となった時に増幅して甦り、過去が明かされた時には悲しみが押し寄せたりと、とてもドラマチックでもある。
劇場版が遊郭編の10話～となっている。
