『バイオハザード』シリーズでお馴染みCAPCOMの戦国サバイバルアクションゲームがアニメーションになった。
総監督が三池崇史さんという豪華さと、主人公である宮本武蔵をモデルにしたのは、三船敏郎さんというから観ないわけにいかない作品だ。
物語は宮本武蔵が幻魔である鬼退治の旅に出るロードムービーとなっていて、鬼と化す武蔵の豹変ぶりや、殺陣のシーンはとても臨場感があった。
屋根に上ったり、軽々と舞う忍者アクションは大好きなので(この作品は忍者ではない)、こういう作品も楽しめた。
最近の戦国ゲームには特に詳しくはないが、この作品に登場する伊右衛門のビジュアルは、きっと女子人気を狙っているキャラだと思う。
宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決闘は、歴史に詳しくなくても、誰もが聞いた事だけはある史実で(私もそれぐらいのレベル)、ボスキャラとして描いたんだろうと思うが、この作品に共通するエピソードを掘り下げて描くには、話数が少し足りない気がした。
雰囲気や世界観、作画などはとても素晴らしく、面白かった。