椎良

機動戦士ガンダムの椎良のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム(1979年製作のアニメ)
4.3
ベース

〈宇宙規模の戦争が展開される中、故郷を追われた少年アムロは新兵器に乗り込んでしまう。しかし、彼は驚異のテクニックで敵を次々と撃破していくのだった…
窮地の状況から軍パイロットとして戦わざるを得なくなるアムロは、戦争を生き抜く中で数々の出会いと別れを知る。〉

これまでガンダムというコンテンツに触れてこなかったが、ソシャゲコラボや新アニメに興味を持ったので視聴。
昔のアニメであるが、引き付けるものが確かにあり全43話全て見ることができた。

放送当時は視聴率低迷から打ち切りになるほど娯楽性は薄い反面、戦争ドラマとしてのリアリティが高過ぎる。ひとりひとりのドラマを敵味方問わずしっかりと描き、戦争の悲しみを浮き彫りにしていく構成が素晴らしかった。
最終回におけるセリフの回収、そして迎える大団円は涙を誘う。

大勢の中、一個人ができること。
二元論だけで語ることのできないものが、いつでも在り続ける。
椎良

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