モモモ

ガン×ソードのモモモのレビュー・感想・評価

ガン×ソード(2005年製作のアニメ)
3.8
1話(9/5)
谷口監督×木村キャラデザ。コードギアスで育ったのできっと本作も好きになる筈。とにかく荒廃としていて悪党が跋扈する世界なのは理解した。対人戦アリ締めは巨大ロボットなのも理解した。主人公機がウルトラマン臭いデザインなのが良い。何でタキシードなの?に対して「それタキシードなの?コートにしか見えないけど」が正直な所。桑島さんヒロイン、死なないでくれ。

2話(9/6)
だからガンソードなのね、と冒頭で理解。だって1話でのウェンディに銃のイメージがそこまでなかったんだもん(兄貴の銃使ってたな…)。銃弾を凌ぐ謎亀は謎亀のまま。真面目な鼻毛真拳(髭)にエヴァ二号機海上戦をMIX。ヴァンにウェンディにカルメン99。名前が独特で覚えやすい。味音痴な主人公って最近減ったなぁ。(元から少なかった?)

3話
1話完結のオリジナルアニメ、遺物になりつつある。この時代のアニメを観ると羨ましくなる。場面展開のインサートSEや台詞で繋ぐ編集が心地良い。戦隊物パロディ回。今回の敵鎧のデザイン好きだなぁ。ガメラ3のイリスとか、使徒っぽい生物兵器感が。結構呆気なく負けるけど。そもそも鎧って何なの。

4話(9/7)
ヴァンとウェンディの距離がやっと近づき、櫻井ボイスのイケメンが現れる。なんか共通の敵探してる臭いから共闘路線だと良いけど。メインテーマがめちゃくちゃコードギアスだけど、制作順的にはコードギアスがガンソードなんだよな。

5話(9/10)
天から降る鎧と地から這い出る鎧。共通に復讐相手を持ちながら正反対の二人。双子の街かと思いきやクローンの胸糞街でした。なんか「鉤爪の男」が思ってる以上にヴィランらしい行動をしていて良かったです。

6話(9/11)
変な名前の登場人物が多すぎる。1話完結ほのぼのギャグ回かと思いきやシリアスに転じる王道な週刊連載的構成。

7話(9/12)
南の島で軟禁執事。二人を分断する悪徳執事は鉤爪の仲間でした。なんか大義だのオリジナルセブンだの「悪の組織」感が増してきました。お兄ちゃん、敵対しそうだな。

8話
ヴァンはウェンディにツンツンしすぎて「もういい加減素直に接しろよ」と思ってしまうのは12話構成のアニメに慣れた弊害だろうか。双子回から間を置かずのチームアップ。鉤爪の男は放置してないで自分の尻拭いくらいしなさいよ。レックウザみたいな鎧と闘い、仲間も増えて、賑やかになってきましましたよ!

9話
OPでキャラが増えていくの、いいよね。鎧なしのカルメン99主役回。毒花でMGS3的シチュエーション。特殊EDも、いいよね。

10話
お兄ちゃん登場で一気に物語加速なるか。和数的には1/3は越えてるが。1話完結物だかたサクサク観れる。1話のラッキー、今話のハッピー、絶妙にダサいのが癖になってきた。海中戦も力技でゴリ押す。ヴァンの鎧ってどうなってんの?なんなの?が「俺にもよくわかんね」で片付ける訳ないから、鉤爪に関わる何かなのかな。

11話(9/13)
仲違い回。お兄ちゃんはカルト化してて、ヴァンも(というか鎧も?)オリジナルセブンとやらの一員で。ここまでずっとヴァンがウェンディにつっけんどんしてから仲違いの切なさとかが無いのが残念。子供にその態度はないぜ…が積もっていきます。

12話
1話完結フォーマット終了。いきなり大事な話がドコドコ出てきたな。狂人ではない鉤爪の男。みんなで同じ夢を見よう!で周りを洗脳する優しいカルトおじさん。ダンとヴァンの関係性。共生体的機会兵器。一気にオープニングのシルエットが埋まってきました。櫻井復讐お兄ちゃんの笑顔が良かったです。

13話(9/15)
お、メインテーマが劇中で流れたぞ!ヴァンとダンが「ヒャッハー系復讐者」になって嬉しさモリモリ目的メキメキで謎パワーアップ。オリジナルセブンってのは鎧の始祖7体って事なんだろうか。世界をよりよくしましょう系おじさんが宿敵で、その「おじさん感」が今観ても新鮮ではある。なんとなく仲直り。チームアップで仲間も増えて。次でOPのシルエットキャラはコンプリートかな。

14話
プリシア登場でコンプリートかと思いきやOPに新たなシルエットが!!ジョシュアが好きになってきた。チームアップかと思いきやガンソードなのでもう1度二人きりに。鎧ってウルトラマンがモデルかと思ってたけど、ウルトラマンをモデルにしたエヴァがモデルなのか。鎧乗り同士仲良く名前も覚えて。

15話
恥知らずのヴァン、はじめての敗北。背伸びのウェンディ、置いてきぼりのジョシュア、なんかマザコン野郎のネオセブン。カメオ、1話で受けた銃弾でずっと凹んでて可哀想。同じ場所に銃弾受けたら貫通しちゃうんじゃないの。回想の制服が地球連邦丸出しで笑ってしまった。なんかヴァンが首突っ込んだ側臭いけど、全体主義カルト野郎は復讐パンチで砕いて欲しいですね。

16話
ガドヴェドとか言う死後の方が出番が多いジジィ。鉤爪で普通に飯食ったり花の世話してるの笑ってしまう。弱音吐露&謎パズル解除で愛を見つけたヴァンの謎パワーアップ。謎だが電磁フィールドは格好いい。セブンと闘う時はメインテーマが流れる仕様です。

17話
僕は何を観てるんだ。ゴレンジャー、まさかの正規メンバー入り。水着王国。下着はあるんですか。サービス回と言えば聞こえがいいが。常にうっすら「なんか敵対ダサくねえか」を匂わす独自の世界観はコメディに振り切った方が面白くなる。メンバーたくさん、お兄ちゃんはうっかり地下水爆散。

18話
「敢えて圧政者になる」が主人公に反転したにがコードギアスなのでブレない作家性に感嘆してしまう。まあ今作は「またやっちゃいました」とか言っちゃうダブルスタンダードおじさん側の思惑なんですが。オープニングが変わっていくアニメは良いなぁ。なんか本編もOPも惑星規模(マザーってのが地球?)の壮大な話になってきました。

19話(9/16)
子供殺すのはなぁ…レイに任せるか!流石のヴァンでもチャイルドキリングはね。主人公なんで。既にクライマックス突入臭い。なんかヴァンがモテてる事が釈然としない。みんな、ジョシュアの方がよくないか?天然のイケメン次男坊だぜ?捻くれオジサンより有望ですよ。1話完結の「変な街」ジャンルが懐かしいぜ。

20話
鉤爪の男、全体主義ヴィランの中でもかなりキモい部類だなぁ…私と一つになって自由意志を奪うおじさん。カルメンの「よくわからんがキモいわ」が確信を突いている。お兄ちゃんがお姉ちゃんを得て肉体関係を結び懐柔され…から「ああ、懐かしのアニメだ」感を感じる。ヴァン、お前はもっと周囲に感謝せい!

21話
「私とデートしませんか」キ、キモい〜!全体主義おじさんキモいよぉ〜!ヴァン、殺してやれよ!ゴレンジャー介入で敵を逃すポンコツ仲間展開。良くないなぁ。物語上仕方ないとは言え、レイが射撃成功してたら陰謀阻止ENDだったのに。こういう「無能な仲間」展開は好きじゃないですね。

22話
うーん、なんか邪魔になるかもだから破壊しとくか…で主人公機と主人公が大損害を被り死にかけるゆるふわ展開。ずっと孤立していたレイも強制パーティインからのゴレンジャーによる強制カメライン。なんかこの緩さが良い…と思ってたら月の裏側がやばいぜ!な物語スケールアップクリフハンガー。終わりにかけて面白くなってきました。

23話(9/18)
ボルケイン無双じゃないですか。レイの心を溶かす酔っ払いゴレンジャー。お兄ちゃんとヴァンは闘いの中で演説するガンダム節のロボット戦闘を。休息したは良いけど出れなかったはサンキュー!はカッコ悪いけど最高だった。終盤まで良いところが全然ないヴァンが愛おしくなってきました。「いつまでもウェンディを子供扱いすんじゃねえ!」と言う「どの口が言ってんだ!」も微笑ましい。

24話
レイ復讐回。通常鎧(セブンの技術の根本らしいが)でオリジナルを跳ね除け、全体主義おじさんにはじめて焦らせ顔を浮かばせたのだから御の字でしょう。ボルケイン格好いいなぁ。復讐キャラとしてチャイルドキリングまでさせたのだから、この結末は仕方ない。ベタだけど夢を見ていた…オチとかグッときちゃいますね。主人公が一切登場しない唯一の回?

25話
ここまでくると「終わらないで!」と思ってしまいますね。主人公ヌルッと帰還。みんなもヌルッと復活。ヌルッとお兄ちゃん撃破しウェンディが遂に銃を抜く。レイが死んで弟に「姉ポジション」が宛てがわれるのどうなんですかね…と思いつつ物語が急速に閉じていく。お前の恋人を甦らしてやる!と言う古典的ラスボスムーブ。やっぱキモいからヴァンぶっ飛ばしてやってくださいよ!

26話(9/19)
最終回。あなたバカなんですね!?なんて元も子もない事言うなよ。復讐の苦味とか苦悩とかは最後まで無し。何故ならヴァンは猪突猛進のバカだからだ。改造なんて必要なかったのだ…!からの謎パワーアップでフィニッシュ。最後はフィジカルで直接討伐。カイジが助けにくるの、あまりにも馬鹿展開過ぎて笑ってしまう。なんか流れで仲間になった人が多かったのに、旅の終わりの切なさがしっかりあるのは26話分の積み重ねだろうか。キモい敵史に鉤爪を刻みます。ナレーターが劇中人物だったのがグッときました。
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