４歳目前だった幼児が突然プリキュアにハマり出し、各種サブスクに入っていた本作をなんとなく流していたらいつの間にか全部見ていた。仕事に疲れた大人なのでデリシャスフィールドの演出も「戦闘シーンの背景を固定することで美術班の作画コストを改善している…！」と思ってしまうくらい心が澱んていたのだけど、とにかくキャラクターデザインは可愛いし、テーマとなる食事シーンはどれも美味しそうに見えるのは偉い。最近のアニメは１クールの放映でも制作に年単位が必要になるのは当たり前なのに、このクオリティで通年で放送できるものなのね。
何より、コロナ第ゼロ世代の娘が本作で食事の楽しさを知ってくれたらのか、「デリシャスマイル〜」と言いながらご飯を食べてくれるようになってくれたので本作には頭が上がらない。まぁ、相変らず気分が乗らない時は全然食べないけど。あと幼児的には敵幹部が怖いものが苦手らしく、本作の比較的普通ヅラした悪役幹部も安心して観られるというのもポイント高かった。
クライマックスにおいても変に変に話の風呂敷を広げ過ぎず、「ご飯は笑顔！」のコンセプトを徹底していたのはよかった。幼児には最新作含め色々見せてみたけど、結局本作ばかり何度も見ているのはそうした親しみやすさの賜物なんだろう。
