このレビューはネタバレを含みます
彼女には、彼には、祝福が似合うから
風向き、変わりそうね…な終幕を迎えた一期からの再スタート。未だかつて無い期待と不安を胸に抱いているであろう視聴者をよそに、ど初っ端から乱気流に突っ込むという大胆不敵なストーリー構成でした。
専門用語の数は雪だるま式に増え、はてなは最後まで増える一方…かと思いきや!
超絶怒涛の最終決戦。ここまでアニメの最終章でブチ上がったのは久々だぜ!
溜めが長い分、キャラクターの成長から滲む希望が映えること映えること…。
嘗て無いスケールの運命をクワイエットゼロに集結させ、カタルシスへと昇華する圧巻の脚本。素敵でした。頭が上がりません。
OP,EDも相変わらず良いんだよな〜。
初ガンダムなのでアレですが、バッドエンドに定評のある印象のガンダムシリーズの中でも異端な気がする大団円なので、シリーズファンの方より初見の方に優しい作品なのかもしれない。逆に、僕はあまりガンダムにハマらないタイプなのかもしれない。
でもここで強引にバッドエンドにしちゃったら道中の絶望の意味が希薄になる気がするし、それは寂しい。皆んなで掴み取った骨太な結末という意味で、この作品にはやっぱりハッピーエンドが似合うんじゃないかな〜とは思いました。
めいっぱいの祝福という最高の優しさで締めてくれて嬉しかったです。
中々にしんどい旅でしたが、素敵な結末をほんとうにありがとうございました!