このレビューはネタバレを含みます
退屈も設定も、一緒に打ち破れる仲間がいる
いやマジで最高すぎた…!
特撮ものが原作と聞いていたので、襲いくる怪獣を倒す話…かと思いきや後半、想像を絶するアクロバットな展開に驚愕。でもOP主題歌、unionを合図に始まるそのフィナーレは特撮、ひいては創作への愛に溢れた、力強くて胸熱で、それでいて優しい結末だと思いました。
本編において特撮や怪獣といったものがシニカルかつメタ的に捉えられていたり、声優さんのご演技が淡々としていたり、日常を象徴するカットが多かったりと、特撮という非日常から最も遠い存在であるはずの普段の青春を中心に添え、そこで物語を締めくくっているのが素敵だったし、何だか嬉しかったです。
退屈に風穴をぶち開けてくれる、素晴らしい大傑作でした。
友情も戦闘も全部をごちゃ混ぜにした裕太くんたちの青春は、見ていてとても胸踊りました。
グリッドマン、本当にありがとう!!!