このレビューはネタバレを含みます
僕らがここで生きる理由
前シリーズ「SSSS/GRIDMAN」と甲乙つけ難い、というよりも、このシリーズも含めてグリッドマンという物語が完成するのだと思います。
前シリーズのようなアクロバットで奇想天外な展開はなく、どこか淡々と物語が進んでいくのが印象的でした。展開がシンプルであるが故に、敵味方の区別なく、はみ出し者のみんなが仲間として団結していくストレートな青春モノっぽいアツさが魅力的！
前シリーズは概して善悪を巡る闘いでしたが、今作は信念を巡る闘いが繰り広げられていて、また違った見応えがありました。
恋愛の甘酸っぱさが強調されてたりする所から見ても、総じて前シリーズよりも等身大な作品と言えるのではないでしょうか？
最後のよもぎ君のシズム君へのセリフに、この作品の結末が集約されてた気がします。
あとガウマさんかっこよすぎるよ〜！
何やかんやゴルドバーンとちせさんの友情にいちばん揺さぶられたな〜…！
２シリーズとも、青春に帰結するのが素敵でした！
グリッドマンが手を差し伸べてくれる作品だとするなら、ダイナゼノンは肩を組んでくれる作品って感じがします。
前シリーズに引き続き、胸を酸っぱく、そしてアツくしてくれる傑作だったと思います！
ふたつの青春が合体したときどんな化学反応が起きるのか、今からドキドキが止まりません！
