Mariko

オビ=ワン・ケノービのMarikoのレビュー・感想・評価

オビ=ワン・ケノービ(2021年製作のドラマ)
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いろいろ微妙だなあと思うところがあまりにも多かったんだけど、流石に最終話終盤でちびレイアに「あの」口調で "Will I ever see you again?"と言われた時は(しかも音楽はアレ)泣いたわ。
彼女は、タイムマシン使って子供時代のキャリー・フィッシャーを連れてきたの?と思うレベルで素晴らしかった。あれを活かしきれなかったのはもったいなさ過ぎる。

なんていうか、、、全体的にはやっぱり5時間弱の尺が必要な内容には全くなってなかったよね。2時間で終わる凡庸な内容を更に薄っぺらく5時間に引き伸ばして6で割ってドラマに仕立てた感。サードシスターの在り様とか、思わせぶりなだけで意味があったようには思えないし、とにかく全体的にテンポ悪過ぎて、流行りの倍速視聴(苦笑)を試してみちゃおうかと思った回もあった。

Ep4の「あの」"Help me Obi wan kenobi, you are my only hope"に至る、スターウォーズ世界で最も望まれていたパートなんだから、満を持して臨んで欲しかったなあ。
ちびレイアがオビワンを信頼するに至る過程はとても好きだったんだけど、ちゃぶ台ひっくり返すようなことを言うと、あそこまで信頼しあって親密な関係になっていたら、Ep4でヴェイダー卿と戦ったオビワンが消えた瞬間にレイアはルークよりも泣き叫んでないとおかしくないか?前提として、Ep4のレイアにとっての彼は、オーガナ卿から「オビワンを頼れ」と言われた、何かそんなにはよく知らないけれど心を寄せている存在、だと思っていたんだけどなあ。そういう目でEp4をあらためて見直したら...更にガッカリしそう。

結論。脚本ジョン・ファヴロー、製作総指揮デイヴ・フィローニの劇場版120分でやればよかったのでは。はい、またマンダロリアン原理主義が始まったか、と言われるのは承知でございます(汗)
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