Mariko

VIVANTのMarikoのレビュー・感想・評価

VIVANT(2023年製作のドラマ)
3.0
今年いちばんの話題作、みたいな評判だったし、キャストも凄いので今更ながら観たんだけど、これがヒットしちゃうのね...。ていうか、この脚本でこれだけのキャストが集まって潤沢な予算がついちゃうのが現在の日本のTVってことか。

脚本に一本筋の通ったところがなく、絵に描いたような雑なジェットコースターもの。あれこれてんこ盛りにしすぎて、どれも話がまとまってない。まとめる能力がないなら「謎のテロ組織テントを日本の都市伝説的諜報機関別班が追い、それを謎に包まれた公安とバルカ警察が監視する」っていうそこに終始すればよかったのに、父子(こっちがメインだった?)の愛憎、愛されてこなかった男が初めてもった愛情、記憶喪失からの二重人格、国家とはetcetc詰め込み過ぎでしょう。めいっぱいいろんなテーマを詰め込んでも全体が素晴らしくまとまってた『ムービング 』との差について考えてしまう。
後半に行けば行くほど辻褄あわせの支離滅裂な展開、、なんとなく最後「いい話」(感動の押し売り)みたいになってたけど、大義があれば何やってもいい、っていう理念自体マズくないか?!

いつかおもしろくなるんじゃないかと思ってた(結果は逆だった...)のと、最初の2話で、出てくるたびにもう「超かわいい、超かわいい💕」しか感想が出てこなくなっちゃったドラムを見たいがためだけに完走(笑)。
というわけで、このドラマの感想は「ドラムいちばん優秀、キミだけが救いよ❤️」 かなwww
Mariko

Mariko