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スター・ウォーズ:アソーカのhiのレビュー・感想・評価

スター・ウォーズ:アソーカ(2023年製作のドラマ)
3.9
アソーカ・タノについての私の知識は、ドラマ「マンダロリアン」「ボバフェット」、アニメ「クローンウォーズ」S4まで。
アニメ「反乱者たち」は未見である。

上記の事情で、本作を100%楽しめるかどうかは不安であったが、杞憂であった。
とっても楽しかった。
もちろん「反乱者たち」の知識を持っていたほうが本作のメインキャラクターたちへの深みは増すが、それ抜きにしても素晴らしいアクションや個性豊かなキャラクターたちに魅了される。

アナキンにしてアソーカ、アソーカにしてサビーヌ。破天荒で反骨精神満載のジェダイの性格の継承が面白い。
1話〜2話は所謂プロローグで、アソーカの自己紹介とサビーヌの再起の物語。
3話からは“スターウォーズ”らしいアクションシーンに心が躍る。

アソーカ、サビーヌはもちろん、ヘラやシンハティもとっても魅力的で、彼女たちがすぐに好きになる。
また、故レイ・スティーヴンソン演じるベイランも迫力たっぷりの重厚なキャラクターであった。彼がもう見れないのかと思うととても寂しい。

アナキンが登場した4話のラストもだが、5話のクローン戦争時代の師弟のシーンがとても良かった。吹替で見ていたので、尚更伊藤静の演じ分けにハッとした。すごい……

6話のサビーヌとワンちゃん?の旅のシーンや、最終話で反乱者たちの3人が肩を並べてライトセーバーで共闘するシーンなど、毎話見どころたっぷりで満足。

今後も彼女たちが大波に揉まれながらもフォースと共に歩むことを示唆して、本作は幕を閉じる。
強いて言うなら、せっかく「アソーカ」というタイトルのドラマだったのだから、もっとアソーカ自身の物語に重きを置いて欲しかったとは思う。

とはいえ、これからもアソーカとサビーヌの仲良し師弟の物語をたくさん見たくなった。
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