ルビー婆さん

さまよう刃のルビー婆さんのネタバレレビュー・内容・結末

さまよう刃(2021年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

非常にスコアをつけにくい。
まず、ひどい事件なのでしんどい、辛すぎて、人にすすめにくい。
しかし、ストーリーは考えさせられ、主人公に感情移入でき、十分に入り込める展開だ。

10年ほど前に東野圭吾さん原作は既読。
寺尾聰さんが主人公の映画も随分前に観たことがあり、その映画で竹野内豊さんは刑事役だった。
この映画では主人公になってる。

主人公や娘の立場になると、悲しすぎて、辛すぎて、苦しすぎる。犯人を殺したい気持ちは十分わかる。生きててほしくない、同じぐらいの苦痛を与えたい。

自分が生き続けるとして、娘のことを思い出すたびに、良い思い出を過去のアルバムなどから思い出しても、その未来に起こった嫌な思い出も連鎖され、覆い隠されていくような気分になり、何度も苦しめられるんじゃないだろうか。そんなの、気が狂う。

法は誰を守るものなのか。それでいいのか。
正義とはなんなのか。