このレビューはネタバレを含みます
「不倫まで壁1枚」
サレ妻×サレ夫。二人の決意、結末、答え。
【主要人物】
・中山麻衣子(門脇麦)
本作の主人公。これまで平々凡々に生きてきた。夫・拓也の転勤に伴い広島での勤めを辞め上京するが、拓也に浮気されてしまう。
・中山拓也(大東駿介)
麻衣子の夫。転勤先の後輩・福田と不倫関係になる。
・二葉一(森山直太朗)
麻衣子の隣人で拓也の上司。妻・聖に浮気されている。
・二葉聖(西田尚美)
一の妻。陶芸教室の講師・田宮と不倫関係。
・福田歩(蓮佛美沙子)
・田宮悠(田中樹)
1話目を見た時は雰囲気が少々苦手だな…と感じていましたが、途中から止まらなくなりました。
・主演の二人を筆頭にキャスティングが見事(適材適所)
・演出、合間に挟まれる海のカット、空想シーン、OPとED(余韻)、全てが秀逸でその世界観に引き込まれる(飲み込まれる)
・6話の納涼祭、最終話のカラオケ店
特に門脇麦の演技にはやられました。
夫と二葉さんとの接し方、表情、口調の違い、広島弁、素晴らしいです。
後は、森山直太朗を起用したことで生まれる独特の空気感がプラスに作用していたなと。
麻衣子と二葉、二人のシーンの引き込まれ具合が異常。
切なくてビター、でも温かみもある。
(されてる方はこういう顔してるんですよというのは忘れちゃいけない)
まさかここまでハマるとは思いもしませんでしたが、いいドラマでした。
油断してましたが、改めて門脇麦の凄さを見せつけられた気がします。
オープニングテーマ
「ReadyReady」安藤裕子
エンディングテーマ
「通過点」三浦透子
過ぎてみれはただの通過点
ほんの数分で終わる笑い話にしよう♪
原作:野村宗弘『うきわ』
"なかったことになんて、しとうないんよ“
"ていうかそのヤバいどういう意味?すごい便利な言葉だよね“
"大したことなくても話してほしい“
"目標があったからですよ“
"飲み込まれそうじゃ“
"人の気持ちって、そんな単純じゃないのかもしれませんね“
"ねぇ、たっくんにはいる?
その人の幸せを考えるだけで、自分も嬉しくなれる人“