kura

日曜の夜ぐらいは...のkuraのネタバレレビュー・内容・結末

日曜の夜ぐらいは...(2023年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

一話目から重苦しい内容で、これが続くとしんどいなぁと思っていましたが、中盤からの好転と暗さを中和する主題歌の絶妙なバランスのおかげで安心して完走できました。

和久井映見さんが母親役で出演されているのもあって、なんとなく同脚本家ドラマ『姉ちゃんの恋人』のテーマでもあった"こうなったらいいのにな“と雰囲気が似ていてそこが好き。

恋愛要素を省いて友情に全振りしたのも良かったと思うし、豪華女優陣の中に完璧に溶け込む岡山天音さん(みねくん)が見事な仕事ぶりで、いいキャラクター◎

最終話のみ要らない演出と詰め込み過ぎ感があった気はしますが、ほとんどの人が納得のいく所に落ち着いたのかなとは思うし、伏線やタイトルの回収も程よい。
ろくなニュースがない昨今において、敢えて大袈裟なくらいそっちに振り切ったのかなとも思うし、まぁこういう話があってもいいよねと思わせてくれるような心が前向きになるドラマでしたね。

エンディング
「ケセラセラ」 Mrs. GREEN APPLE

※ケセラセラ(que será, será )=スペイン語で「なるようになるさ」という意味


"きついとき、煮詰まったとき、コンビニに行く。アイス食べるの。一番高いものを食べるって決めてる。とにかく一番高いものを。贅沢って言ってもたかが知れてるしね。一番高いものを食べる。そうすると、なんかまだちょっとやれるかもと思う“

"おだいり様は、後ろ向きなわけじゃないです。現実から逃げてないですから。背を向けてないので、ちゃんと前向きです。ちゃんとしっかり前を見てるから、慎重になったり拒絶したりしてしまうわけで、むしろ、それこそが前向きです。前向きだから進まないという選択はあると私は思うのです“

"せめて日曜の夜ぐらいは…皆が一度深呼吸できますように…“
kura

kura