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しずかちゃんとパパのkuraのレビュー・感想・評価

しずかちゃんとパパ(2022年製作のドラマ)
4.0
「聞こえない父と聞こえる娘」

※しずかちゃんの入浴シーンこそありますが、ドラえもんは一切関係ありません

ろう者のパパを演じた笑福亭鶴瓶は言わずもがな。娘・静を演じた吉岡里帆、影のキーパーソン・圭一役の中島裕翔の両名が好演。配役◎

コメディとシリアス(笑いと涙)のバランスが絶妙で見やすく、派手なエピソードはないけど、何気ない会話やひとつひとつのシーンに色々な"ヒント“や"気付き“が隠されている。

長所と短所は表裏一体。少し角度を変えて見てみるだけで、ほんの一歩でも踏み込むことで知る相手のこと。そんなことを感じさせて貰える作品でした。

ベタではありましたが、最終話のタイトル回収とラストシーンには気持ちよく泣かせられましたね。

個人的に吉岡里帆さんのベストアクト作品だと思います。何かいいドラマない?と聞かれた時に候補に入れておきたい、誰にでも気軽におすすめできる良作ドラマ。

"あなたをそう見る側になにか理由があるんだと思います。あなたにそうであってほしい何かが。あなたは何も悪くないです“

"その人がかわいそうかどうかを決められるのは、その人だけなんです。人のかわいそうを勝手に決めてはいけません“

"おまえを泣かした奴らより楽しくしていろ、それが仕返し“
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