実際に有り得てしまいそうな絶妙な日常の浮遊感みたいなものがとにかく好みでした。台詞も間もキャスティングも良かったな。そう、キャスティングが本当に。森山直太朗じゃなかったら、二葉さんに当然のように惹かれてしまうあの感じが出なかったと思うの。キュンじゃない、ドキドキでもない、それでも確かに惹かれちゃうあの感じ。なんなんだろうね。すっごく良かった。
森山直太朗×小西桜子と門脇麦×高橋文哉の職場コンビもだいすき。よく観察して必要最低限の言葉を掛けてくる年下のちょっと生意気な同じバイトの男の子。最高。踏み込みすぎた翌日はちゃんと謝れるの。最高。
でもね、やっぱりね、このドラマは大東駿介あってこそよ。素晴らしかった。なんでよたっくん、って思うのに。｢お酒弱いのに大丈夫？迎えに行こうか？｣を自然に言うんだもん。罪悪感、感じちゃうのなんでなんだろう。5話でたっくんの気持ち分かるなって思っちゃったからわたしも一緒に辛くなっちゃったもんな。そういう人間らしいたっくんを大東駿介で観られて良かった。嫌いになれたら楽なのになって思う微妙なラインが上手いよねえ。
