ヒロシー

シー・ハルク:ザ・アトーニーのヒロシーのレビュー・感想・評価

2.0
いつになったら面白くなるんだろうな〜と毎週冷めた目で見ていた。女性が生きる時代だからこそのテーマ、法定コメディという設定、30分というランニングタイムと、選択は間違っていないのに、作りがこのピークTV時代に見るには余りにも浅過ぎる。まじでディズニー・チャンネルの作品かと思ってしまった。何も考えないで楽しめるものを作ったつもりなのか知らないが、『ホークアイ』のような荒唐無稽さもないのにそれをやられても……。『フリーバッグ』から影響を受けていたシーンが全て滑っているのも非常に痛々しい。悪くないギャグはあったのに、それ以上に頭を悩ませられるシーンが多過ぎた。

そんな感じで8話まで終わって、いざ9話。正直斜め上過ぎる展開に笑ったし、ここまで最新のトピックを掻き集めるのかと感心はしなくもなかった。ここまでの低空飛行はある種確信犯でもあったのが分かる。でも、もっとやるべきことあるでしょう。本当にこのフェイズ4はどうしたいのか分からないまま……。11月の『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』がどれだけ快新作でも、もう取り戻せないんじゃないか?

ベストエピソード:なし。本当になかった。
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