『アトランタ』後にドナルド・グローヴァーが手がけたのは、まさかの害悪なファンダムに対する批評。『アトランタ』でも面倒なファンにペーパーボーイが絡まれてやれやれみたいな回があったけど、今回はやれやれでは済まされない。しかし主人公のドレの熱狂的なファンっぷりは、姉への依存が全ての始まりだったという展開は何とも切ない。彼女を悪役にはせず、しかし簡単な同情もさせない描き方は良かったし、それを演じたドミニク・フィッシュバックは見事。EP6は『アトランタ』S4に比べたら弱いな〜と思っていると、EP7でまさかの展開になる裏切りっぷりは健在。そして堂々たるビリー・アイリッシュの俳優デビューにも拍手。
