ヴィジル2 謀略の軍事ドローンのMiriのネタバレレビュー・内容・結末

2021年のBBCのヒットドラマ『Vigil』のS2。
前作は潜水艦を舞台に殺人事件を解決していくプロットだったが、今度は実在しない中東の国・Wudyanを舞台にイギリス軍内でおきたドローン事故の真相を暴いていく。
前作同様毎話毎話怪しい人が変わっていき、緊張感が半端じゃない。また毎話クリフハンガーで終わるからあっという間に見終わってしまった。制御不能で起きたと思われたドローン事故がドローン開発における英国政府、イギリス軍、武器製造している民間企業の陰謀へとどんどん大きくなっていく。
最近改めて感じるが、英米の中東に対する敵対心・警戒心が目に余る。今作でも中東から来た人が見た目だけでテロリストと結び付けられてしまうかを描いているし、実際イギリスはそれを利用しWudyanと戦争状態にし、武器製造している民間企業を潤わせようとしている。戦争でお金儲けをしようとする汚さたるや。
『Vigil』のもう一つの特徴といえば、AmyとKirstenの関係性。前作から2人の関係も大きく前進し、Poppyと3人で暮らしているし、Kirstenも妊娠中。お互いプロフェッショナルな仕事で緊張感のある作品のなかに、この家族になっていく過程も描かれていてよかった。