MIDORI

ザ・ホワイトハウス<ファースト・シーズン>のMIDORIのレビュー・感想・評価

4.5
やっぱり私はNBCの作ったドラマが好き。さすがNBCだな〜という仕事に真摯に向き合う人たちのヒューマンドラマで、本作を始め、ERやLAW&ORDERなどの24時間世のために働く人たちを味方するドラマのクオリティが高い。オープニングの雰囲気もERやLAW&ORDERに似ていて、それも気に入っているw

政治の話はどの国が作っても暗くて嘘や裏切りにまみれた話になりがちですが、このドラマは政治家たちがどうすれば国民のためになるか真っ直ぐに考えて行動している珍しいストーリー。全部の政治家が“ハウス・オブ・カード”みたいな人ではないだろうし、良心に訴えてくる素敵なドラマです。銃規制や麻薬問題、人種やLGBTQの話が出てきて、アメリカのスピード感がすごい。失敗しても叱った後に必ず「赦し」を与えてもう一度チャンスをくれる話が多くて、人は完璧じゃないけど失敗を糧に成長出来ることを描いているエピソードが多くて勇気がもらえる。

応募していない大統領の秘書というポジションで強引に採用されたチャーリーの秘書初日のエピソードが良かった…荒れ狂う大統領を見て心折れたチャーリーでしたが、レオからチャーリーの話を聞いて、チャーリーに声を掛けた大統領の言葉に私も胸を打たれたし、チャーリーの「胸が震えました」にジョシュが「一生忘れないよ」と言っているのが泣きそうでした。

メインの俳優陣はもちろんですが“マッドメン”のエリザベス・モスと“SUITS”のデュレ・ヒルが若くて可愛い。エリザベス・モス演じるゾーイの警護を“CSI科学捜査班”のジョージャ・フォックスが演じていた!

シーズンフィナーレの緊張感は凄まじい…見応えのあるドラマ。
MIDORI

MIDORI