このレビューはネタバレを含みます
高野脚本なので期待していたが、やはりあな番以上のものを見せてくれた。
毎回思うけど、企画・原案だけなら秋元康の名前出さないで欲しい。
もう、普通に秋元康のドラマだとは思ってないんで。
他人の恨み、妬み、僻みが少しずつ繋がって「炊飯器旦那失踪事件」というひとつの事件に結びついた。
悪意に見えていたものが善意だったり、善意だと思っていたものが悪意だったり。
宗教絡みで巨大な陰謀が絡んだ壮大な事件かと思えば、動機はちっちゃな嫉妬だったりする。
2クール引っ張ってこれだけかという人や未回収部分に納得がいかない人も多いとは思うが、個人的には大満足だった。
大切な人の喪失という悲しみの穴をどう埋めるのか。
ドラマ的にはハッピーエンドだが、限りなく悲劇だと思う。
だって誰も救われてない。
やり場のない悲しみの矛先を他人に向けることなく、再生に向かって前を向いて歩いていくしかない。
ご近所付き合いが希薄になり、インターネットが生活の主流となった現代社会を切り取った“ドラマ”として秀作だと感じる。
真犯人ではなかったけれど、数々の悪意の原因となった真帆を許すことはできないな（考察外した八つ当たりw）。
芳根京子の豹変ぶりがもう少し見たかった気持ちもあるけど、真犯人ではなくてホッともしている。
それにしても林がこんなに関わっているとは…
そろそろ深水さんに良い奴の役やらせたげて。
推しキャラは決めづらいけど、敢えてなら猫おばさんかな。
事件全然関係ないのに、あの存在感と衝撃は忘れられない。
光莉の監禁映像（血だらけの椅子のやつ）のとこが1番怖かったかも。
っていうか、原菜乃華があんなに可愛いとは⁉︎←おい！
あなたはこのドラマ、好き？嫌い？どっち。
