ロックウェルアイズ

イカゲームのロックウェルアイズのネタバレレビュー・内容・結末

イカゲーム(2021年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

祝ネトフリ契約!(2022年12月)
『舞妓さんちのまかないさん』観たさに入ったってのもあるけど、ネトフリオリジナルが色々観たかったので、まずは世界的ブームを巻き起こしたこれ。
……だったんだけど、実は完走するのに丸一年かかってしまった……反省

1話
イカゲームってのは韓国の子供の遊びの名前らしい。
色々あって一攫千金のゲームに参加した主人公が、そのゲームで地獄を突きつけられる。
一つ目のゲームはイカゲームの代名詞的存在「だるまさんがころんだ」。
エッシャーの階段を想起させるような上からのショットや、高い壁の向こうから飛んでくる鳥など、細かい描写が上手い。
そしてなんと言ってもあの緊迫感。
あんなに自宅でドキドキしながら見た作品は久しぶり。
ジャズ流すのもセンス◎

2話
まさかの中断。
デスゲームで早々に解放される展開は新しすぎる。
ゲームから遠ざかった分、退屈になるかと思いきや主要キャラの心情を事細かに描いていて全く飽きないどころか、ゲームへの助走という感じがして1話以上に面白い。
2話タイトルの「地獄」という言葉が突き刺さる。いざ解放されればシャバの方が生きづらい。
タイミングを見計らって再びやってくるあの名刺。
主要キャラ6人、キャラが濃い分彼らの運命が気になる。続きが気になる終わり方気持ち良すぎ。

3話
再びゲームに。
投票であんなに割れてたのにほとんどの参加者がまた戻ってきた。
型抜きって韓国だとメジャーなんだろうか?
イカゲームが流行ってからよく見かけるようになった。
ジャージの前開ける開けないでも人柄が出る。
「チームで団結」とか言うのは簡単だけど、人間結局自分しか見えないよね。
特に命がかかってたらそうなるだろうし、所詮他人なんだから、それを責めちゃいけない。
緊迫感が半端なくてとにかく面白いんだけど今のところご都合主義。
あんな団体なのにセキュリティガバガバだし、まだ主要キャラ全員生き残ってるし……
ここからみんな脱落してくんだろうけど、1人ぐらい型抜きで脱落するかと思ってた。
それにしても主人公何やってもギリギリやな。

4話
参加者が殺し合う特別ゲームと綱引きの2ゲーム。
だいぶ減っては来たけど、まだ主要キャラが1人も脱落していない。
ただでさえハラハラするけれど、誰も死んでいないからこそ、いつ誰が死ぬのか全く予想がつかなくて怖い。
トイレでヤれたり、内通者とはいえ針と糸で傷を縫えたり、色々ツッコミどころが目立つようになってきた。
おじいちゃんナイス!
出ました!定番のゆで卵サイダー!
めちゃくちゃ良いところで切ってくるな。

5話
どちらかと言うと運営側の騒動がメイン
今回はノーゲーム。
あんまりツッコミたくはないけど、流石にツッコまざるをえないくらい設定の穴が目立つ。
「フィクションだが有り得なくもないような話」なのかと思ってたけど、完全に「フィクション」として観た方が良さそう。
各所でのハラハラドキドキ感には満足。
そりゃ死んでほしくはないけど次回で誰か主要キャラ死ななかったら流石に怒るよ!
視聴者にそれぞれのキャラクターを好きにならせておいて最後で殺すって、デスゲーム系でなかなか有効な手段だとは思うけど……ね。

6話
最高のパートナーを見つけてビー玉遊び。
文句なしの神回。
「2人組作って♡」のアナウンス時点で普通に察しはついた。
この回の何がそんなにいいかって、勿論泣ける展開もそうなんだけど、良い面も悪い面も人間の生々しさが全面に出てるんだよね。
普段正義感たっぷりのギフンも大好きなおじいちゃんにズルするし、アリは絶対的信頼を置いてるサンウに騙されるし。
でもそれが人間。
みんな必死に生にしがみついて、ずる賢いやつだけが生き残れる。
ジヨン〜アリ〜😭
推しの脱落は辛い。
今回はおじいちゃんがたまに悪魔に見えたけど最後は泣かせてくれた。
連行されたミニョと夫婦がどうなっちゃったのか気になる。
次の日のご飯が人肉饅頭とかだったらどうしよう。泣いちゃう。

第7話
VIP到着、ガラス飛び石準決勝。
今になって気づいたけど、参加者たちの寝泊まりしてるあそこ、ばっちり壁にやるゲーム書いてあったんだ。
もうここまで来るとあなた生きてたのねって感じ。宗教おじさんとか数学サッカーの人とか。
ギフンがおじいさんのジャージ着てビー玉持ってるのアツい。
結局最後はメインキャラ三つ巴かい!
ガラス工場のおじさんもクリアしてた方が面白かったが……
最後のガラス全爆破は意味分からなすぎて流石に鬼畜。
VIPキモすぎるから獣ってコト⁈
相変わらずセキュリティはガバガバな模様。
フロントマンアタフタしすぎて可愛いレベル。

第8話
30分と短めだけど、最終ゲームに向かう助走として完璧な密度の濃い内容。
最後の晩餐、フロントマンの正体、そして悲劇。
それにしてもギフンとセビョクがはじめはスリと被害者の関係性だったのに、最後にはちゃんと死を悲しめる関係性になってるのが良い。
ゲームを通す中で人間の悪い部分が露わになって友情が決裂していくギフンとサンウが対照的。
約束守ってあげてね。
ジヨンもそうだけどこのゲーム以外で打ち解けて欲しかったけど、ゲーム以外では打ち解け合うどころか関わりのない2人って言うのも皮肉。
それにしても前回のガラス爆破本当に頭悪いし意味わからんな。

最終話
半分は感想戦で半分は続編への予告みたいな感じだった。
今までのゲームがクセ強かった分、ここにきてのイカゲームで殴り合いは正直弱い。
おじいちゃん実は生きてて…みたいなのはどこかで軽くネタバレ喰らってたから衝撃は残念ながらなかった。それどころか良いキャラしてたからあんまり憎めなかったな。
金の無い者と金が有り余っている者の共通点は“つまらない”か。なるほど。
赤髪ギフンの違和感よ。
デスゲームって幕引きの仕方難しいよな。
色々文句は言ってきたけど、なんだかんだ楽しませてもらったし、何よりもキャラクターが魅力的だった。個人的にはセビョクが好きだったな。
あの終わり方からしても観ない訳にはいかないから配信されたらまた多分観るはず。
なんと言ってもチョ・ユリが出るらしいし。
ソン・ギフンさんはじめ、参加者の皆さんお疲れ様でした。