MIDORI

BONES ―骨は語る― シーズン11のMIDORIのレビュー・感想・評価

3.3
前回シーズンに“せーの”で研究所とFBIを辞めたブレナンとブースがあっさり復帰。

ブレナンの実習生たちもいつの間にか辞めたり、試験に合格して博士になって独り立ちしていたりで、メンバーがかなり減ってました。かなり減ったのに、嫌われ者ウェルズ博士は残ってた(笑)

このシーズンの主人公はジャックですかね。事件の捜査中に起きた事故(?)の後遺症で体に大きなダメージを負ってしまったジャック。一時は生きることも諦め、こんな姿で生きていたくないと自分を悲観するだけでなく、周りにも当たって、今までのジャックとは真逆の卑屈な人に。それでもアンジェラの献身的なサポートもあり、元のジャックの性格を取り戻していきました。今まで順風満帆で、突然あんなことが起きたら、私もジャックみたいになるなぁと思って、卑屈になってしまうジャックの気持ちにとても共感。シーズン後半にはリハビリのおかげで、捜査中の事故で死にかけるピンチを脱したり、この体で良かったことの一つになったと言っていたのは、今までのポジティブなジャックらしくて良かった。ジャックはコミュ力が神なので、超絶嫌われ者のウェルズ博士とも仲良くなってたのは面白すぎる。特に船のモーターで遺体が切断された事件で、行方不明の首を高性能ドローンを使って、どっちが早く首を見つけるかウェルズ博士と競争していた回がお気に入り。

ジャックを支えるアンジェラも相変わらず魅力的。どんな姿のジャックだとしても、ジャックが変わらない限り、アンジェラの愛も変わらない。BONESの中で一番好きなカップル。

曖昧な関係だったオーブリーとジェシカもようやくカップルに。シーズン10から新しいブースの相棒になったオーブリーですが、もっと前から登場してほしかったくらいお気に入りのキャラクター。そもそもブース×法医学博士二人で現場に乗り込むとか、ブース×精神分析医の二人で現場に乗り込むとかはあまりに非現実的だったし、オーブリーはブースと同じ立場の捜査官なので、最初からブース×オーブリー、プロファイルのときだけスイーツ、遺体の分析のときだけジェファソニアンで良かったのでは?とすら思った。

このシーズンではなぜか“スリーピーホロウ”とコラボしたり、被害者がグリークラブの出身だった事件のときにブースとオーブリーが行ったグリークラブは、明らかに“Glee”でウォーブラーズが練習してるあの部屋だった。

面白かったのは、FBIとジェファソニアンに密着する取材班が付いてる回のとき。みんなカメラが回ってるから、いつもより気合いが入ってて面白かったです。

Huluの配信が終わるから急がなきゃ〜と思っていたら、10日くらいでシーズン6からファイナルまで見終わりそうです。次がラストBONES!
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