さうすぽー

ONE PIECEのさうすぽーのレビュー・感想・評価

ONE PIECE(2023年製作のドラマ)
3.9
自己満足点 77点

今更ながら観終わりました。
言わずと知れた少年ジャンプの代表作、ONE PIECEをNetflixで実写映像化したドラマ。

はっきり言って、実写化を聞いたときには「成功するわけがない」と断じて、キャスト決まった時や予告映像出たときも全然期待していませんでした。
無論、原作を愛しているが故にです。

ただ、自ら製作に携わった尾田氏のインタビューやキャスト陣によるONE PIECEに溢れる思いを聞いて、「これは、原作ファンとして逆に観なければ失礼かな?」とまで思うようになり、鑑賞しました。

結果、想像以上に良かったです!
80点以下の点数ではありますが、今作は「実写化を成功した」というだけでも充分凄いと思います!


まず、実写ならではの変更点。
ルフィ以外は基本的に技名を言わなかったり、ナミが原作とは違って最初からクリマタクト(長棒)を持っていて積極的に戦いに参加するなど、実写に適した変更等もありました。でも、なおかつルフィの描写はルフィらしさをしっかりと残してるし、ストーリーも原作に乗っ取って展開されていて漫画の名シーンを思い出す場面もチラホラありました。


そしてキャスト。
麦わらの一味メンバー、全員良かった!
ルフィ役のイニャキ・ゴトイ氏を観たとき、「ルフィらしい無邪気な俳優がこの世にいるんだ!」と感心させられました。
ゾロ役の真剣祐も強面の感じや剣劇が良かったし、ナミはナミ自身の奥底に隠れてる思いや葛藤をしっかりと演じられていたし、ウソップ役も良かったです。

キャストのルーツ的にかなり多様化していたのですが、改めて見ると麦わらの一味の人種モデルはこんなにも多種多様だったのかと驚きました。


欲を言えば、アクションシーンはもう少しスピーディーに展開されても良かったと思うし、コビーとガープの下りは正直そんなに長くやらなくても良かった気がします。