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智異山のsoraのレビュー・感想・評価

智異山(2021年製作のドラマ)
4.0
tvN15周年記念として期待されていたドラマ「智異山」。
最高クラスの俳優陣と莫大な製作費をかけて期待値が高かっただけに、各所で酷評されているようだけど、私はそんなに悪くなかったと思う。

ぎこちないCGと言われるのも、私が鈍感なせいか全く気にならなかったし(あくまでもお茶の間で見るドラマですから)😅、流れを破るPPL(間接広告)というのも、日本のドラマで差し挟まれるCMのしつこさに比べれば何てことはない。
豪華な俳優陣のムダ遣いみたいなことも言われている。確かに役柄はとっても地味だった。
チョン・ジヒョンがほぼスッピンで山の中を駆け回る姿や、チュ・ジフンがあの年で新人扱いされる姿に違和感を覚えるかもしれない。
でも、山岳救助隊という地道な仕事を描きながら、そこで起きる不可解な遭難のなぞを解いていくサスペンスの部分はスリリングで面白かったし、謎の殺人事件の発端が過去の悲しい出来事にあるという理由づけも納得できた。

ただ、このドラマを見づらくしている理由の一つに、時系列の問題があるかもしれない。シグナルの時は遠い過去と現在だったので見分けがラクだったけど、こっちは2020年〜2018年という近い時系列なので、登場人物の様子が全然変わってないため、あれ?これはいつの話だ?とちょっと混乱する。
(でもまあ、それもすぐに慣れる)

チョン・ジヒョン演じるソ・イガンは2018年は勇猛果敢で有能なレンジャー。後輩に恐れられる姐さんキャラなんだけど、2020年現在はある理由からとても暗くて寡黙。これが、俳優の魅力を損ねる演出と言われるゆえんなのかもしれない。

チュ・ジフン演じるヒョンジュは軍隊時代に起きた悲しい山岳事故の償いとして山岳レンジャーとなる。これもシグナルの脚本家らしいというか、ヒョンジュには遭難事故を予知する不思議な能力がある。
この設定を陳腐ととらえてしまったら、もうストーリーにハマれないかもしれない😅(そこもいずれ慣れる!)

主役2人のラブラインを期待していたら、これはもうごめんなさい🙏ラブは確かにあったかもしれないけど、その描き方はバディの熱い信頼関係止まり。
むしろオ・ジョンセssiの熱いラブラインが切なくて泣けました。

以下、設定に関するネタバレになります。



殺人事件の犯人に迫っていく過程はまるで「ゴースト」。意識不明のヒョンジュが亡霊となって山を駆け巡りながら、ソイガンを守りつつ事件の調査を助ける😐一刻も早く危険を知らせたいのに、亡霊の体では無線機をつかめないーーーこれをチープと見たらもう終わりです😭
ところが私はそれにも慣れ、感動までして、そこで流れるJINのOSTに泣けてしまった😭

ラストへの持って行き方はちょっと無理やりだったかもしれないけど、少なくともハッピーだったとだけ言っておきましょう。

そもそもジンのOSTありきで見たドラマなので話半分ぐらいに聞いてください。

最後に、ジン推しARMYのためにYoursが流れるタイミング。
5, 6話ラスト
7話前半
9、13話ラスト
14話 6分くらい、59分くらい
最終話ラスト

OSTも合わないとか酷評されてるけど、色んな曲使ってて、お金かかってるなぁという気はしました。どこが合わないんだか私には分からず、とくにYoursはここぞという時に流れて、とても効果的だったと思うんだけどなぁ〜

と、擁護に終始した妙なレビューでした😅😅😅
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