このレビューはネタバレを含みます
(良い意味で)ただのSFを活かした
韓国流 ヒステリックバイオレンスな
骨太宗教的教義な作品でした。
死を伝えにくる存在を「天使」
死を以て罰する所業を「試演」
天使が連れて行くのに
なぜか天国ではなく地獄という皮肉。
長ったるくもなく1部・2部と隔て
案外この手のクリーチャーが出てくる作品で
解りやすくもあり、綺麗な6話構成でした。
映像というジャンルを活かして
また、新たな創造上のノンフィクションが描かれていた。
この世の1番の罪は
こんな腐った世の中に産んでしまった事だ、と
言わんばかりのクライマックス--
どう足掻いたって、絶対死ぬから
配信する事で狂った世界を取り戻す方向に行くと思っていたのに、まさか死なないとは...
まさしく、両親(良心)の愛(哀)に生かされた子だ
その直前
生まれたばかりの娘に対する試演が間近に迫り
抱きしめながら零した母親の葛藤と涙
赤子の鳴き声に対して、
「助けを求めるから、泣くんです--」
があるから、余計にでした。
これには何も言い返せない。
称賛するしかなかった。
いやぁーーー。
しかしなぁーーー、人気(視聴数)が出たら
絶対続けるであろう終わらせ方。
個人的には好きでしたが、どうなんでしょ。
リミテッドシリーズにして、
今作で終わらせた方がスッキリしたのでは？笑
