ねまる

ブラック・バードのねまるのレビュー・感想・評価

ブラック・バード(2022年製作のドラマ)
3.8
RIP レイ・リオッタ
不安定だけど、息子を愛する父親。
素晴らしかったです。

ゴールデングローブやCritics Choiceでドラマの演技の賞も発表されるシーズンになってまいりましたが(鑑賞は1月半ばです)、
今作で、タロンくんが証拠を喋らせる囚人を演じたポール・ウォルター・ハウザーの受賞には納得。

この手の役やりがちな印象ではあるけど、証拠を警察が挙げられていない段階でも、こいつやばいと思わせる雰囲気。喋り方。あまりに独特で耳から離れない。
『マインドハンター』のエド・ケンパーにも似ている。

一方のアメリカ人らしいアメリカ人を演じてるイギリス人のタロンくんには、馴染むまでしばらくかかりましたね。馴染んでからはエディへの心配でハラハラ。
実話というのが驚き。

印象に残ったシーン
「人は死ぬけれど、生きた時間は奪われない、私は生きた。ここでも、ここでも、ここでも、私は生きた。」
ラリー・ホールに殺された少女の自転車と共に回想シーンが展開され、少女の言葉として語られた。
とても力強く、美しく、その命が奪われたことを心から悲しく思った。
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