インフォーマ -闇を生きる獣たち-のドラマ情報・感想・評価・動画配信

週刊タイムズの記者・三島（佐野玲於）は、２年前の特大スクープを超える記事を書くことができていなかった。そんな中、編集長の長澤（MEGUMI）から都内で起きた〈闇バイト殺人事件〉の黒幕を調べるよう命じられ、バンコクへ飛ぶ。そこで待っていたのは…２年前に三島に地獄を味わせた"インフォーマ"・木原（桐谷健太）だった。

「また痺れるようなスクープ書かせたる」。そう言い切る木原と、しぶしぶ行動を共にする三島。早速タイのビルの屋上で、〈闇バイト殺人事件〉の指示役・優吉（兵頭功海）と二階堂（SUMIRE）を目撃するが、直後に二階堂が“ブツ”を届けた実行犯を惨殺。バイクで逃走する優吉たちを追い、木原と三島がトゥクトゥクでバンコクを激走する！

夜のバンコクで大騒ぎした翌朝、三島は突然逮捕されて刑務所に送られる。それは、ブツ＝マイクロチップの所在を突き止めた木原の策略だった。三島は刑務所で、2年前に死んだはずのキムこと森田（一ノ瀬ワタル）と再会。その頃日本では〈闇バイト殺人事件〉を捜査する丸山（高橋和也）が、被害者の不可解な経歴にたどり着き…。

刑務所には、〈闇バイト殺人事件〉の黒幕であり〈インフォーマ〉を名乗る鬼塚（池内博之）のアジトがあった。鬼塚は木原を恨む森田と結託し、マイクロチップを餌に三島をおびき寄せたのだ。罠にまんまとハマり、三島を人質に取られた木原に打開策はあるのか？　そして三島は絶体絶命のピンチから逃れられるのか…!?

三島は刑務所からの脱出に、広瀬は寺院に隠されたマイクロチップの入手に成功！と喜んだのも束の間…木原たち3人は、鬼塚やタイのマフィアに追われ、タイ警察からも懸賞金をかけられたお尋ね者となる。木原はかつてのビジネスパートナーであるトビオと手を組み、包囲網が張り巡らされたバンコクから日本への脱出を図るが、果たして無事に生還することができるのか！？そしてついに「世の中がひっくり返る」チップの中身が明らかに…！

“ブツ”は公安の隠蔽ファイルで、木原のクライアントは警察官僚の高野（二宮和也）だった。高野は警察組織を守るために、“ブツ”の中身を知った丸山（高橋和也）を抹殺。一方、“ブツ”を手にタイを脱出した木原らを追い、鬼塚たちも東京に潜入する。 物語は5年前に遡る。鬼塚はかつて、正義に燃える優秀な刑事だった。彼を復讐の鬼に変えた悲劇とは…？　鬼塚と高野、そして木原との因縁が明らかになる。

鬼塚の“復讐リスト”に自分と高野が入っていることを自覚した木原の元に、丸山刑事が殺害されたニュースが飛び込んでくる。木原と三島は高野が殺害したと疑うが、木原はすぐに動けずどうするべきか悩んでいた。煮え切らない木原の態度に苛立った三島は木原に厳しい言葉を浴びせ、高野が丸山を殺した証拠を自ら掴みに行く。一方で、東京に乗り込んできた鬼塚たちの最終“復讐”計画が始まろうとしていた。

「俺を殺してもう終わりにしてくれへんか」と贖罪を求める木原を、鬼塚は「殺す価値もない」と木原をアジトに監禁する。朦朧とする木原の前に現れたのは、2年前の火だるま事件以来消息不明の冴木（森田剛）だった。その頃三島は、ジャーナリストとして刑事の丸山を殺害した犯人の証拠を掴もうとしていた。そして公安の隠蔽ファイルを手に入れた鬼塚は、一人娘の殺人事件を隠蔽工作した高野への復讐を開始する。情報に狂わされた男たちの命がけの戦いは、誰も予想できない結末を迎えるーー。