あらなみ

わたしの一番最悪なともだちのあらなみのネタバレレビュー・内容・結末

わたしの一番最悪なともだち(2023年製作のドラマ)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

すごく好きな役者さんが主役だったので観てたけれど、何もかもが中途半端で、結局会社は? みたいな気持ちになった。

自己主張ができずに周りに同調してしまう、ほたる。
引っ込み思案が故に、就活がうまくいかなくて、魔が刺したほたるはエントリーシートに、何かと幼い頃から縁のある同級生の美晴のことを、自身のこととして書いてしまい、うっかり就職。

なんかもう、この時点で、えって感じなんだけれど、ほたるが憧れている? 美晴もただただ図々しくて見ていてイライラしてた。

ほたるも、企画がうまくいかなかったってだけで、旅して帰ってきた美晴に感化されて、自分探しのために実家に帰っちゃうし。
なんていうか、出てくる登場人物みんながみんな、すごく視野が狭くて、「中学生が背伸びをしてえがいた大人の世界」を見せられている気分で、本当に幼稚な作品だなって思ったよ。

神戸まできて、女3人の中で昆虫会させられるほたるの彼氏も哀れだったわ。
そういや、大学時代の男友達、なんでほたるに告白したのかも謎だし。
なんかもう、本当に全力で作品全体でほたるageするじゃん。

最終週で、まさかの美晴による、ほたる爆ageが始まって呆れた。
そうじゃなくても、ずっとほたるageの世界観なのに、なんで美晴まで……。
そんな素振りなかったじゃん……。
ちゃんと伏線張っておいてよ……唐突感が凄すぎて全然ついていけんのよ。
甘えてわがまま言うのは憧れることとは違うから。
憧れてるからって他人が大切にしてるポテトチップスを食べて良いわけじゃないから。
応援に、真っ白な机に落書きって何????????
訳わかんない。
こんなんされたら、除光液買って来させて綺麗に消すまで許さない。

全部が全部、登場人物たちにつごうよく、綺麗事にしていく物語の運び方がただただ我慢ならなかった。

自己評価の低いほたるだけれど、実は能力が高くて、作品全体で、いわゆる「そんなことないよ〜」待ちをしている気持ち悪さ、気味の悪さが本当に無理。
私なんて、私なんかと言い続けるほたるに、好き〜〜〜〜! って言ってる視聴者が多いことにもがっかりしてる。

もしかして、視聴者のみんなこうやって、「本当は能力があるけれど、いまいちぱっとしなくて、誰にも気づいてもらえない・正当な評価をしてもらえない自分を慰めて〜〜〜〜〜!」って共感してるの?????
気持ち悪っ。

自分向けじゃないってのもあったけれど、好きな役者さんの演技力の無駄遣いが本当に残念だったな。
あらなみ

あらなみ