このレビューはネタバレを含みます
漫画は最終巻のみ未読。
赤面疱瘡の治療法確立から、徳川幕府の滅亡が今期で描かれる。
かなりテンポが早くて、とんとんとーんと駆け上がるのは、12回に納めなきゃいけないからなんだろうけれど、そのせいか、始終大奥内部のことにフォーカスが当てられて、原作に描かれた市井の人をすっとばしてて、仕方ないといえど気になった。
物語がどうしても江戸城内に収まりがち。
ラストは、丁寧に作品を作ってきたからこそ、みたいな演出で贅沢。
自分はやっぱり徹頭徹尾、瀧山が好きなんだけれど、天璋院が大奥に入ってからの、悪役しか着なそうな赤のかみしもに、黒の着物は、どうしたどうしたって気持ちになる。