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季節のない街のragaのレビュー・感想・評価

季節のない街(2023年製作のドラマ)
1.5
震災をきっかけに知り合ったコミュニティーを舞台にした群像劇は、背景に命の尊厳や人権の大切さをテーマにする構成なのだが、彼らを抑圧するのは行政ではなく民間に丸投げしている仕組みに納得できない。権力の横暴が可視化されないので、弱者の怒りは最終話のドタバタとなって霧消してしまい震災の形骸化による "諦め" は賢い選択というオチにこちらはモヤモヤしてしまう。"違うんスよ、そういう前向きな視点がクドカンじゃん" なんて肯定されると余計にモヤモヤする、"クドカンだから許せる" というのはもはやカルトの域だよ。ダメなもんはダメなのだ。
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