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ペイン・キラーのragaのレビュー・感想・評価

ペイン・キラー(2023年製作のドラマ)
3.0
鎮痛薬オキシコンチンによる被害は中毒による死や犯罪へと拡大していく。被害者であるはずの利用者を薬漬けになったメンタルが弱い加害者だと退けて拝金主義へと邁進する製薬会社パーデューの経営者と販売員、そこに人道的思考はかき消されていく狂気もまた人の心の弱さである。
同じ題材を扱った「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」と比較するのは野暮だが、演出上見劣りしてしまう。どうしたピーター・バーグ監督、腕落ちたのか?ガンバレ!ピーター!私ゃ応援してるよ、第4話でカメオ出演してる気前の良さよりも物語をもっと盛り上げようよ!体育館借りての捜査チームが結託する場面にほんのり期待できただけにもどかしい。
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