浅野公喜

侵入者たちの晩餐の浅野公喜のレビュー・感想・評価

侵入者たちの晩餐(2024年製作のドラマ)
4.0
リンコ・キクチら演じる家事代行サービスで働く女性達が脱税疑惑の有る女社長の家に侵入し金を奪い取ろうと企てるバカリズム脚本のサスペンスコメディ。

マンションの部屋で主に繰り広げられるストーリーはドラマというよりコントや舞台に近い感覚ですが、様々な伏線やミスリードといった仕掛けが張り巡らされており一難去ってまた一難な展開はとてもテンポが良く、主役の3人や東京03のアキヒロ・カクタ演じるマンションのコンシェルジュらの「マイナスがプラスになる」的な、本来は良くない行為等が問題の解決や幸運に繋がっていて・・という流れが見事。女性陣の他愛も無いなんとなくリアルに感じる会話なんかも面白く、正月らしいエンディングで締めてくれました。

引きでぼんやりと人が映ったりするホラー風の演出や、女社長演じるマイ・シライシの黒石さん的演技なんかも印象的。
浅野公喜

浅野公喜