ことりちゃん

無人島のディーバのことりちゃんのレビュー・感想・評価

無人島のディーバ(2023年製作のドラマ)
4.2
※ネタバレあり※

子供時代の子、普通にウンビンちゃんに似てて驚き。ギホの子もそのまんま大きくしたってぐらい面影あって凄い。
なのでエン君の方がギホなのではというミスリードはミスリードだってすぐ分かっちゃった😂
でもそれぐらい似てるって事だからね。

とにかくとんでも設定ではあるから、いくら15年とはいえ水道の蛇口は分かるでしょとは思ったし、当時の韓ドルとかの化粧はもっと目尻黒かったと思う😂
しかしさすがスタジオドラゴン様、こまけぇことは気にさせない面白さ。

エン君好きなので眼福。
眼鏡最高過ぎ似合い過ぎ。
正直ビジュが好み過ぎてケミはこっちとであって欲しいけど、わざとそっちを匂わせといてギホは実は弟の方なんだろうなってのは最初から予想できた。

先輩のこと好きじゃなかったけど背景知った途端愛しさ出た(単純)
モクハが失敗した昔の自分と重なってイライラするんよね。そういう気持ち大人なら皆分かると思う。

無人島漂流生活と歌手なんて面白そうにする為の組み合わせにしか思えないのに、それぞれにちゃんと意味を持たせる脚本力が凄い。
クーラーボックスの話。
ラーメン食べるとこウンビンちゃんの演技力も相まって泣けた。
カモメの卵を実は食べてしまっていた事、マロニエの実に食あたりした事、無人島生活を生き抜いたモクハは、ちゃんと人生経験を積んでいる。
たった1人のファンと、かつて傲慢だった落ち目の歌手。そして無人島生活。&ロマンス。油断したらとっちらかっちゃいそうな要素をここまでまとめて面白くする、こんなドラマが山ほどあるのが今の韓国ドラマ界よね。

レコーディングシーン、ダメだしされる前とされた後でちゃんと変化があるの凄すぎた。
このドラマ全編通して言えるけど、ウンビンちゃんどれだけ努力したのか…歌うますぎ。

実父に関しては本当に恐ろしいし自分が死んでまで家族を所有物にしたいその執着はもはや病気だけど、無縁孤立になったその結末は哀れで、そういう人生だったんだろうと思った。

全体的に親からの虐待を受けた過去との戦いが多くて、これは芸能ドラマじゃなくてモクハの人生の物語だと分かってはいるけど、16話にして父親との決着の後の歌手生活やギホとのケミももう少し丁寧に描いて欲しかったという印象。成功までがちょっと駆け足過ぎて、その割には10~11話あたりダレたのが勿体なかったかな。

とにかくパクウンビンちゃんの歌のクオリティが高過ぎて最後の歌唱シーンはIUちゃんを彷彿とさせるほどだったので、
なんかもっとこういう役見たいな。

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脚本⋯0.9
演出⋯0.5
キャスティング・演技⋯1
音楽・美術・衣装⋯1
ハマり度⋯0.8