ゼロ

自転しながら公転するのゼロのレビュー・感想・評価

自転しながら公転する(2023年製作のドラマ)
2.3
山本文緒さんによる同名小説を映像化したもの。

1クールのドラマではなく、全三話と短いのもあり、テンポが良かった。原作を読んでいるからか、原作にあったプロローグとエピローグがカットされているため、アラサーの女性が共感されるドラマにより仕上がっている。

羽島貫一役を演じる藤原季節さんの自然な雰囲気が良かった。中卒、運転免許失効、アルバイトで働く不器用な男っていうのが伝わってくる。

与野都役の松本穂香さんが可愛く、実年齢よりも年上を演じているのもあり、都の嫌な雰囲気は出ておらず、爽やかな雰囲気となっていました。

将来を考えた時に、経済力がない男と結婚するのは…と悩むと言っても、都の両親に会いに行くときに、朗らかに無職です!という男と幸せになれるか?と言うのが、原作の小説には書かれている。そこを省いているので、めんどくさい二人が紆余曲折ありながらも結ばれた…という着地をしているので観やすかった。
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