ドラマシリーズ『ブレイキング・バッド』のスピンオフ。弁護士ソウル・グッドマンを主役とし、シーズン1では、『ブレイキングバッド』に登場する6年前から描いています。
『ブレイキングバッド』に登場していたソウル・グッドマンは、うるさい奴だな…くらいの印象しかなかったのですが、本ドラマを観て、印象が変わりました。めちゃくちゃいい奴で、友達や家族に最善を尽くしています。
シーズン1では、エピソードが10ありますが、エンジンがかかってきたのは後半でした。本家の『ブレイキングバッド』もそうでしたが、『ベター・コール・ソウル』も展開はゆっくりです。少々退屈な感じもするのですが、それ故に人間のドラマを丁寧に描いています。
まだソウル・グッドマンを名乗らず、本名のジミー・マッギルで活動しています。シーズン1を終えても、ソウル・グッドマンを名乗ってないので、そこに至るまでにはもう少々時間がかかるのでしょう。
また『ブレイキングバッド』にも登場したマイケル・"マイク"・エルマントラウトも登場し、マイクの過去が描かれています。元警察だった彼、後悔と信念を貫くエピソードがあり、泣けてきます。彼は、今後も活躍していきそうです。
他にソウルの兄であるチャックとの確執や詐欺師仲間であったマルコなど本ドラマならではのキャラも登場します。
スピンオフではありますがブレイキング・バッドイズムは継承されているので、次シーズンも楽しみに観ていこうと思います。
ジミーはもっと幸せになっていいと応援したくなるドラマでした。