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もうすぐ死にますのnasaのレビュー・感想・評価

もうすぐ死にます(2023年製作のドラマ)
4.5
年末年始にかけて配信されたこの作品。すごかった。
キャストの豪華さ。
全体的なこのドラマのメッセージ性からして、なぜこんなに豪華なキャストがつどったのかわかった。
誰が出るかはあまり知らずに観てワクワクしながらみて欲しい。
ある程度知っててもワクワクした。

イングクさんの演技好きだなー。
パクソダムちゃんはなんだかどうして、どうみても赤ちゃんなのよ。


【⚠以下ネタバレあり⚠】



























自ら死を選んだ主人公が何度も死を味わうために転生するということで、罰を与えてる、かつ、復讐劇なのかなと思っていたけれど、もっとわかりやすい感じで、自殺防止を訴えるドラマだった。

最後の転生先が自分の予想外であったのでそう来たか!と思ったし、子を無くした母をイジェオンマが、これ以上無いくらいな感じで演じていて8話の冒頭からかなり違った集中の仕方で入り込んでいた。
その反面、予想してたのがパクテウ(キム・ジフン)だったので、ブラックに振り切ったバッドエンド的なことでも良かったのにな、とは思っている。
山登りのシーンとかは若干気持ちがさめてしまった。
オンマの気持ちを知るというのは最高の罰、生きる上での苦しみではあったと思う。


前半、椿の花咲くころのピルグが出ていて、わー、おっきくなったなぁと親戚気分。
ユインス、イジェウクにコユンジョンでファノンズ集結!にちょっとテンションあがった。
けれどユインスは今私たちの学校はのグィナムの衝撃が強かったので、やっぱりこっちね、って思ったり。

イドヒョンの時のジスとの回想シーン。
イングクさんの凄さというか切なさたまんないな!というのを実感。
ソイングクさんは空から降る一億の星の役が凄く良くて、それしか見たことないけれど、切なさ背負わせたらピカイチだなって。
そんなことを思いながらこの作品にハマっていきました。

そんな中、キム・ジフン。
むっちゃ綺麗な顔してますが、別作品でやべぇなって役で観ていてまたそんな感じだったんだけど。
安定のヤバさでした。
序盤で一瞬でもいい人なのかなって思った自分がちょっと恥ずかしいです。

後半パートのオジョンセさん。
やっぱり彼の演技もくるのよ、心に。浸透してくる、演技が。たまらないなー。
演技が好き。
イングクさんとオジョンセさんは切なさ背負うの上手すぎ。

キム・ジェウクもサイコパスハマってた。まだ彼のドラマ見たことないので、サイコパスキムコンビは次回まともな役で再会したいです。

この作品を観ていて、自ら死を選んでしまった人のことを考えてしまった。
苦痛を終わらせる為の道具と言っていたけれど。
死を選んだ人にとって結果本当にそうなっているなら…そうなっていればいいのに。

この作品を観られる人は多分大丈夫な状態。でもいつ大丈夫じゃなくなるかは誰にもわからないから、見ておいて良かったし、
色んな人に観られるときに観てもらうことが大事なのかもしれない。だからこんなに豪華な人集めて、実際集まって作品になったんだよね。きっと。
自分かもしれないし、誰かの、大丈夫じゃなくなった時のストッパーの役割になりますように。
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