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PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024のhuaのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

北海道初のPICUで、小さな命と向き合い続ける小児科医達の奮闘を描いた連続ドラマのスペシャル版。

放送に全く気付かず…TVerに感謝。

PICUで働く人達が、例外なく目の前の患者と真摯に向き合い、努力を惜しまないところが、このドラマの最大の魅力だと思っている。

吉沢亮さん演じる主人公の志子田先生も、安田顕さんの植野先生もとにかくこの上ない“良い人”なのだ。

患者にかける言葉の一つ一つが温かく優しさに溢れている。

本作はすっかり頼もしくなったしこちゃん先生の元に、後輩の研修医2人がやってくるが…
これがもう強烈過ぎる。

研修医の態度が引くほど悪い。
新人であんな生意気なことある??
揃いも揃って先輩を敬わない偉そうな態度。

それでもその態度を、決して怒ったりせず、ただただ自分達の姿を見せて正していく。
普通ならすぐにでも頭に血が上りそうだが。
(しかし、研修医、瀬戸くん役の俳優さん誰かと思えば、これまた大好きなドラマ『下剋上球児』の日置くん弟だった。ちょっと嬉しかった)

どうにもならないことに憤り悩んだり、壁にぶち当たることももちろんあるけど、一人でも多くの子どもの命を助けるために、学びを怠らず、よりよい環境を作ることを目指して奮闘する姿に胸が熱くなる。

そして愛衣ちゃんには目頭も熱くなった。

子育て真っ只中で、自分は良い母親じゃないと悩む友人への言葉がけだけは、患者の子どもたちのようにはいかないのだなと、ある意味リアルに感じた。
子育てと子どもの治療とは違うしね。

『PICUスペシャル インタビュー&メイキング』
も続けて視聴した。

本編の冒頭に連続ドラマの回想部分があるので、すんなりと本作のストーリーにも入っていける。
しかしこのインタビュー&メイキングの方がもっと丁寧なダイジェストなので、また泣ける。

本当に良質なドラマ。
シーズン2が観たい!
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