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特殊作戦部隊:ライオネスのShinMakitaのレビュー・感想・評価

特殊作戦部隊:ライオネス(2023年製作のドラマ)
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☆俺基準スコア:2.2
☆Filmarks基準スコア:3.4




オクラホマシティのバーガー屋で働くクルス・マニュエロスは、シリア人とメキシコ人の両親から生まれた若い女性。高校時代はスポーツ選手の特待生だったが、家族を亡くしてからはドロップアウト。カラダで稼いでいたが、真面目に生きようと風俗から足を洗ったのだ。しかしクズのヒモ、エドガーから逃げることはできず、DVを受ける毎日である。ある朝、殴られ追い回されていた時、海兵隊事務所に逃げ込んだことで人生が変わった。強くなりたいと願った彼女は、入隊を決意する。

四年後…CIA特殊作戦部隊「ライオネス」の工作担当官ジョーは、シリア・コバニでの作戦中に運営中のスパイを失ってしまった。ライオネスの任務は、ターゲットの身近にいる女性…妻や恋人、娘たち…を徹底的に調べあげ、彼女たちに女スパイを接近させてターゲットを表に引き摺り出すことだ。ジョーは海兵隊基地から、成績優秀なクルスを抜擢、新たな作戦に起用することに。

標的はISISの金庫番アスマー・アムロヒ。その娘アーリヤに接近するのがクルスの任務だ。クウェートで買い物中のアーリヤに近づき親密になったクルスは、フィアンセとアメリカ旅行に向かったアーリヤと合流、客としてチェサピークの屋敷に潜入する…



「特殊作戦部隊:ライオネス」


テイラー・シェリダン脚本・製作のシリーズ。監督は「欲望のバージニア」で知られるジョン・ヒルコートなど。

ライオネスという名前の通り、これは女のドラマ。潜入スパイのクルスとリーダーのジョーという2人の女性主人公たちが、任務と私生活で苦悩する姿が全編描かれるので、爽快なアクションではありません。「ホームランド」に近い味わい。


2人をコントロールするCIAの上官ケイトリン役がニコール・キッドマン、ジョー役がゾーイ・サルダナ。クルス役ライスラ・デ・オリベイラが魅力的で特に良かったな。とにかく、これは女性にオススメしたいミリタリドラマ。最終回ラスト15分の緊張感はさすがのテイラー・シェリダン節。しかしこのカウボーイ監督、なかなかのフェミニストとみた。
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