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ハワイアン ウエディング・ソング〜マウイの想い出のHKのレビュー・感想・評価

3.5
脚本家の山田太一氏を偲んで未見の単発ドラマ鑑賞の3本目。
『悲しくてやりきれない』と同じく1992年に放送されたTBS“山田太一スペシャル”。
山田太一作品常連のベテラン俳優多数による安定の山田太一ドラマでした。

ひとりでハワイ・マウイ島を訪れるための観光ツアーに参加した初老の主人公と、現地で結婚式を挙げるため同ツアーに参加していた二組の家族との交流を描いたドラマ。
挙式の当日になって新郎が急に式を挙げたくないと言い出し、両家族は険悪な雰囲気に・・・

主人公に小林桂樹(当時69歳)。
新郎側は井川比佐志(当時56歳)、白石加代子(当時51歳)の夫婦に息子の大森ヒロシ(当時29歳)。
新婦側は倍賞美津子(当時46歳)と円城寺あや(当時32歳)の母娘。
ツアーコンダクターに名取裕子(当時35歳)

今回も若い新郎新婦の世代、その親の世代の言い分をどちらもしっかり描いて対比させ、さらにそれを見守る主人公やツアーコンダクターの世代も絡め、どの世代にも響く展開となっています。

これでU-NEXTで現在視聴できる山田太一脚本の未見の単発作品は観終わりましたが、やはり山田太一と言えば連続ドラマ。未見の連続ドラマもあるのでこの機にもっと他の作品も配信していただきたいと思います。
Filmarksさん、今回の3本の作品登録ありがとうございました。
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