去年結構好きだったドラマ『車輪』のキム・ヒョンジュとパク・ヒスンが出てる！と期待してみたが、ふたりの絡みはあまりなかった。また、最初からなにやら不穏さ、オープニングの『哭声』的な呪術的ムードなど、俄然期待強まる序盤だったが、最終的な帰結はかなり人間味〜な怖さだった。
犯人に言いたいのは、なぜ？ということ。また、もっとも哀れな人に、意味もなく残酷な殺人を犯させるのに辟易。特に最初の殺人（ソヒの旦那）の意図がわかりにくかった。
こういう女性の哀れな犯人像というのがいい加減食傷。しかも浅はか。ふつう、もうちょい考えて行動すると思うし、意外な展開のために真犯人の影を最初から消していたのだと思うが、わからなすぎるし、唐突すぎて納得出来なかった。
また、皆さんも書いているが、ソハのキャラが全く魅力なしなのも痛い。ヒステリックだし、保守的だし、冷たいのに浅はかである。なんなんだろう。ヒョンジュさんはやはり美しいのだが。
ヒスンさんとビョンウンさんの刑事ふたりの確執と仲直りは唯一ほっとできるエピソードだが、ちょっとそれじゃ追いつかない後味の悪さ。
6話と短いのは良いけど、中途半端感が強い。
でも、一気に観続けさせるミステリー感や不気味さはあり、じめじめした雰囲気も嫌いじゃない。しかし、あのビルオーナーが酷すぎて胸糞でした。
