テーマやキャストを聞いて、これは！と期待して見始め、個人的には最初から全然面白く、とくに6か7話めくらいからスピードも上がってよかったのだけど、最後まで見て見たら、なんというか、重要なモチーフ（人造肉）の使い方がぞんざいというか。BFのジュヨン（ハン・ヒョジュ）の思想がよくわからないな、という印象。要するに、人体の臓器などをつくることがマスタープランだとしたら、しかもそのことになんら疑義がなく、むしろ人類の進歩などのポジティブな意識を持っているのだとしたら、あまりにも無邪気というか。しかもそのきっかけは妹の死。気持ちはわかるにしろ、その実現のために数々の人々を路頭に迷わせ、時にいくつかの意味で死に至らせるかも知れず。それ、罷り通りますか、と単純に思った。
とはいえ、感情を押し殺したジュヨンの佇まいを体現したヒョジュの演技は素晴らしいと思ったし（無表現🟰下手ではない！）、BFに潜入するエリート軍人チェウンに扮するチュジフンも相変わらず素敵すぎる。この2人が安易に付き合ったりしないのも好印象。またBFの他のメンバーもそれぞれ個性的でよい。また、大統領とその父の陰謀はちょっとわかりにくいが、イ・ヒジュンの特性を活かした（狡い奴、裏表あり）演技も印象的だった。
たぶんまだ続きがあるのかもだが、ジュヨンの生死もわからないラストはなんかいただけない。ほんと。尻切れトンボ感凄い😱
