雲之羽 ～揺らめく愛、刹那の二人～のあらすじ

江湖に君臨する刺客組織「無鋒」に属する名もなき女が、雲為衫（ユー・シューシン）として敵対する門派「宮門」への潜入を命じられる。だが、１００年にわたり強固に団結する宮門には隙がなく、潜入する唯一の方法は、宮門の少主の花嫁候補を装うことだった。雲為衫は、任務が終われば自由の身になるという条件で花嫁候補となるが、無鋒は別の刺客も花嫁候補として送り込み、さらには刺客が潜伏していることを宮門に故意に流してしまう。その情報を知った宮門を仕切る執刃は、花嫁候補全員の抹殺を命令する。一方、幼い頃に母を亡くし執刃である父に厳しく育てられてきた宮子羽（ジャン・リンホー）は、父の命令に背いて花嫁候補たちをひそかに逃がそうとし、そこで雲為衫と出会い心を奪われてしまう。そんな中、父と少主である兄が暗殺されて悲しみに暮れる子羽だったが、執刃の継承者に任命され重責を担うことになる。